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 CPDS講習プレゼン
 産業廃棄物マニフェストの適切な運用のありかた ~ほとんどのミスは、A票の記入時点で発生!~

 講師:株式会社茎津綜業 土木部 係長 寺田 和広(てらだ かずひろ)

 以下の資料は、技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意により提供いただいたものです。

20190716公開


▼PowerPoint PAGE-01

凡例 
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協議会のみなさま、 株式会社茎津綜業の寺田です。 産業廃棄物マニフェストの適切な運用のありかた
~ほとんどのミスは、A票の記入時点で発生!~ と題しまして、
自社の作業をもとに話をさせていただきます。◆

▼PowerPoint PAGE-02

本日の内容ですが
単純に、 産業廃棄物が収集運搬業者1社で処分場所に直接委託する場合、 すなわち 処分場所に直接運搬される場合を例に説明 させていただきます。
今回の例は、アスファルト殻なので処分場所は再生業者へ持ち込むことになります。◆

▼PowerPoint PAGE-03

今回の例では、建設マニフェスト販売センターで発行しているものを使用します。◆


▼PowerPoint PAGE-04

まず、マニフェストの準備を行います。
A票に排出者名とか基本事項をスタンプや手書きで記入しておきます。
何方もやられる、通常のことです。◆

▼PowerPoint PAGE-05

廃棄物が積み終わりましたので、 荷姿を見て、見かけの重量を想定します。★
この行為は、過積載防止の確認行為ですから非常に重要です。
そして、★
見かけの重量をA票に記入します。
ここでは、私がアスファルト殻4トンと記入しました。
木くずなどであれば、見かけ体積での記入となります。
計量伝票が重量で記載されることに合わせて、無理に重量で書く必要はありません。
木くずで過積載の心配は無いでしょうから。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-06

私は、A票に見かけ重量を記入しましたので、 運搬収集の運転手に、マニュフェスト全部を一時的に渡し、★
A票に運転手のサインを記入させます。
この写真では、自社運搬となっていますが、運転手にサインをさせることに変わりはありません。 運転席でサインしてもらったら、★
A票は排出者の控えとして、この場で剥がし 私の手元に残します。
★ B票以下は、運転手に渡し処分場へ出発させます。◆

▼PowerPoint PAGE-07

こういったことってないでしょうか?★
「全部渡すから、A票に計量重量を記入してもらって下さい!」 と私が言って、運転手にA票以下すべてを渡してしまうことです。
仮に、 悪意ある運転手が、山の中に廃棄物を捨て、 マニュフェストも全部捨ててしまったらどうなるでしょうか?
一日に数台なら、E票が来ないことに気づくかもしれませんが、一日に数十台排出したら記憶で整理できるでしょうか。
このようなことを防止するためにマニフェストを運用するのですから 手元にA票を残さなかった私は、まったくその目的を理解していなかったことになります。★
これは、マニフェストの未記載となり、懲役6ヶ月以下または50万以下の罰金となります。

なので、私はこれから自首して刑に服そうと思います。(たぶんスベる)◆

▼PowerPoint PAGE-08

これも 非常に悪い例です。★
右に計量重量2660Kgすなわち2.66トンとありますが、 見かけ重量に、2.66トンと記入され合致しています。★
よほどの予知能力が無ければ、出来ない芸当です。 「たまたま、2.66の数字が的中しただけ」と言い張っても 小数第二位まで記入するのは、明らかに不自然です。 A票の2.66トンの手書き数字は、E票までカーボンで複写されているわけですが、 これはつまり、私が運転手にA票以下すべてを渡して、処分場へ行かせていたとしか考えられません。★
これも、マニフェストの虚偽記載となり、懲役6ヶ月以下または50万以下の罰金となります。が、 加えて、 運搬前の重量を確認した証が無いため、過積載の防止の取組を怠ったことになります。★
施工計画書には過積載の防止について記載するでしょうが、見かけ重量のマニュフェストへの記入は 過積載防止の取組の基本中の基本となりますので確実に実施するべきと思いますし、 施工計画書へ明記し確実に履行した方が良いと思います。◆

▼PowerPoint PAGE-09

これも 非常に悪い例です。★
A票の追加記載事項欄へ計量重量が記入されているものです。★
A票の2.66トンの手書き数字は、E票までカーボンで複写されているわけですが、
これはつまり、私が運転手にA票以下すべてを渡して、処分場へ行かせていたとしか考えられません。◆

▼PowerPoint PAGE-10

さて、悪い例で脇道へそれましたので、 話を本筋に戻します。
運転手が、 処分場に到着しましたので、 計量を行います。◆

▼PowerPoint PAGE-11

計量後、
運転手は、B票以下を再生業者に手渡し、★
その場で、 再生業者がサイン等記載するとともに B票の追加記載事項欄へ計量重量を記入します。◆

▼PowerPoint PAGE-12

運転手は、再生業者から、B票と計量伝票を受け取って戻ります。
この例では、「収集運搬業者1社で再生業者に直接委託する場合」となりますので★
正確には、B1票とB2票を持ち帰ることになります。★
このときも、A票での法令違反の行為と同じく、 再生業者に「D票、E票と一緒にB票も戻して」と言って B票以下を再生業者に置いてくるのは、法令違反となります。◆

▼PowerPoint PAGE-13

まとめです。
ほとんどのミスは、A票の記入時点で発生していますので、 A票を適切に扱えば、かなりのミスは防止できるはずです。 以下の6点を防止ポイントとしてまとめます。
(1)排出者は、荷姿を確認し、見かけ重量を想定。A票へ記入!
(2)見かけ重量の記入は、過積載防止の確認行為でもある。
(3)A票に計量重量を記載しない。
(4)運転手にA票以下すべてを渡してしまうなどの行為は、 法令違反である以前に、そもそもの目的を考えれば有り得ない。
(5)作業員も含め社内での教育を行う。
(6)処分場にA票を決して受け取らないように要請する。
また、 B票の追加記載事項欄へ計量重量を記入してもらう。◆

以上で、終了させていただきます。 ご清聴ありがとうございました。



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