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講習会のお知らせ「フル電子化に向けてのノウハウ」

目次

フル電子化に向けてのノウハウ~工事中の起案から完成検査、電子納品まで~

ID:20201006-604665

目的:
(1)「考査項目を意識したASPワークフロー」~安心して受験するための準備と心構え~
 CALS/ECの一環を成すASP(アプリケーション・サービス・プロバイダにより提供されるシステムの略称)が北海道開発局の道路部門受注工事に導入され11年が経過したところである。ASPの提供ベンダーは複数存在しており、各提供サービスにおいて操作方法は独特のものが有る。そのような背景のなか、当講習では、川田テクノシステム株式会社の「ベースページ」を例とし、考査項目を意識したASPワークフローのよる安心して竣工検査を受験するための準備と心構えとは何かを知る講習である。
(2)「フル電子納品のための統一運用」、「電子納品に必要なPDF最適化機能のノウハウ」、「完成検査で見せるためのPDF作りのノウハウ」
 納品された完成書類は5年の保存期間後、廃棄することが文書管理基準により定められている。 しかしながら、「工事目的物の供用期間全体にわたって合理的かつ効率的な維持管理を行うこと。」を実践しようとした場合、現在の問題点として書類を保存するスペース(書庫)が永久に増大してゆくことになる。  そこで本講習は、5年経過後「完成書類」としてではなく道路の供用期間が終わるまで(廃道になるまで)「維持管理の目的」として半永久に保存し続けることを省スペースにてかつ効率的なデータの引き出し方を可能とすべく、「国土交通省 電子納品要領」に逸脱することなくフル電子納品を目標としたデータ保存の体系を確認するものである。また、フル電子納品においてはPDFデータの容量が増大することや完成検査時にすべてを紙面ではなくPDFにて提示することから、PDFの作成手法(最適化やしおり等)について具体的な事例をもって解説するものである。
(3)「遠隔臨場のためのスマートグラスは、発注者事務所の近接工事でも活用意義があるか?」
 働き方改革の3つの柱として長時間労働の解消が謳われており、土木建設業においても喫緊(きっきん)の課題である。そのような社会背景のなか、発注者と受注者間の段階確認や立会、受注企業内の社内検査において、道路事務所や受注者本支店から工事現場までの移動拘束時間が技術者の長時間労働の一因となっていることを鑑みたものである。具体的なITソリューションとして、現場からWEBによるライブによるスマートグラス(以下スマートグラスと呼ぶ)を活用することにより、立会者の移動拘束時間を削減し、また現場技術者がハンズフリーで対応できるものである。
 本講習は、スマートグラスの概要を示し、具体的な運用方法、実機操作による紹介、拘束時間の短縮効果、経済的メリット及びデメリットを含む留意点などを土木技術者にそれらを公開し、発注者事務所の近接工事でも遠隔活用の意味が有るかについて講話するものであり、土木技術者がどのように「働き方改革」を推し進めるかるかを考える契機となることを期待している。

主催: 北海道開発局 札幌開発建設部 千歳道路事務所
企画運営: 札幌開発建設部 千歳道路事務所 工事安全連絡協議会
日時: 令和02年10月6日(火) 13:20~16:00 所要時間 2時間40分
場所: 札幌開発建設部 千歳道路事務所 1階会議室
住所: 〒066-0073 千歳市北斗6丁目13番3号
座標: 42.836794, 141.625640 継続学習制度(CPDS)
申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
学習プログラム形態コード:101-1
申請UNIT: 3unit
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。
受講料: 無料
その他: 式次第
(1)会場ではマスクの着用のこと。
(2)当日は、自社出発時に必ず検温をし、37.5℃以上の発熱や体調不良のある場合、受講しないこと。
(3)ペーパー配布を致しません。現地にて資料閲覧用のQRコードを公開しますので、タブレットやスマートホンを持参してくださ い。

式次第

開始
時間
終了
時間
所要
時間
内容及び講師名
113:2013:250:05CPDS認定unit発給の注意事項及び開会挨拶
司会:千歳道路事務所工事安全連絡協議会 事務局 畑中 淳二(ソリトン・コム株式会社)
213:2514:100:45「考査項目を意識したASPワークフロー」~安心して受験するための準備と心構え~
§1 考査項目を確認しよう。≒検査時の質問を想定する。
§2 起案漏れは無いかチェック~起案タイトルはルールに従う~
§3 検査までの準備の全体フロー~ブックマークの作成時期~
§4 表示画面の設定とブックマークの作成
§4-1 手順
§4-2 注意 §5 検査会場の配置と留意点
§6 ASPを活用した想定問答デモ
§6-1 定番の質問
§6-2 想定外の質問への対応
§7 写真と動画の見せ方と工夫
§7-1 写真管理ソフトの見せ方~3分割表示でてきぱきと見せる。~
§7-2 写真で説明しにくいものは、動画を使う!
§8 工事概要説明のパワポの扱い(案)
§8-1 検査冒頭の工事概要の説明は簡潔に!
§8-2 検査の最後に検査官に伝えよう!~工事の工夫と苦労~
§9 その他
講師:株式会社成田工業 工事次長 妻沼 竜也(つまぬま たつや)
サポート(デモ時の検査官役):玉田産業株式会社 郷田 仁 (ごうだ ひとし)
解説:札幌開発建設部 千歳道路事務所 工務課長 中山 光広(なかやま みつひろ)
314:1014:450:35「フル電子納品のための統一運用」
1-1 フル電子納品の必要性
1-2 電子納品フォルダーとASP(basepage)フォルダーの統一運用
講師:札幌開発建設部 千歳道路事務所 工務課長 中山 光広(なかやま みつひろ)
414:4514:500:15休憩
514:5015:100:20「電子納品に必要なPDF最適化機能のノウハウ」
1-1 電子納品に何故PDF最適化が必要なのか?
1-2 PDF最適化の手順
講師:川田テクノシステム株式会社 ES事業部 BMC札幌在住 成田 文武(なりた ふみたけ)
615:1015:500:30「完成検査で見せるためのPDF作りのノウハウ」
1-1 フル電子納品において、完成検査時にPDFの”しおり”機能が不可欠な理由
1-2 “しおり”の効率的な付け方
1-3 検査時の”しおり”の使い方
1-4 完成検査への遠隔リモート参加
講師:大同舗道株式会社 工事部工事課 工事長 原田 英幸 (はらだ ひでゆき)
715:4015:550:15「遠隔臨場のためのスマートグラスは、発注者事務所の近接工事でも活用意義があるか?」
1-1 活用したスマートグラス(ウェアラブルカメラ)の概要
1-2 監督員、監督支援業務との遠隔
1-3 社内検査での遠隔
1-4 効果の検証(経済的、時間的、環境的な視点から)
講師:株式会社砂子組 工事部 土木課 工事主任 加來 孝志 (かく たかし)
815:5516:000:05質疑応答及び閉会
司会:千歳道路事務所工事安全連絡協議会 事務局 畑中 淳二(ソリトン・コム株式会社)

注意1:CPDS受講確認のため、本人確認を行います。CPDS技術者証を受付にて提示して下さい。
注意2:学習履歴代行申請を行うにあたり、確認照合のためCPDS技術者証のコピー(写真撮影)を行わせていただく場合があります。また、CPDS技術者証の期限切れが見受けられますので事前にご確認下さい。
注意3:受講中は管理技術者資格者証を着用して下さい。
注意4:途中入場及び途中退場された方には、代行申請を行いません。
注意5:unitの給付を必要としない方は、受付にて所属と氏名のみ記入いただきます。


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