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女性視点の映える土木写真

ID:20220831-743760-03

講習会プログラム

目次

女性視点の映える土木写真

講師:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 第2工務課 第2工務係員 佐野 涼花(さの すずか)

以下の資料は、受講者の技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意により提供いただいたものです。


▼PowerPoint PAGE-01

凡例 ★:クリックしてアニメーションを進める。 ◆:クリックして頁を進める。

▼PowerPoint PAGE-02

いまの女性は、インスタで「いいね!」をしてもらうための写真一枚に、
事前に映える場所やカフェを探して、わざわざ遠くまで出かけます。
そして、納得がいくまで写真を撮影します。
★「ばえる」という言葉は、みなさんも耳にされると思います。
この言葉は、「インスタ映えする。」の「ばえ」が動詞化したものです。
具体的に説明しますと、★
InstagramをはじめとするSNSの投稿に、★
うってつけの素晴らしい被写体や
素晴らしい撮れ方
を指します。
さらに付け加えると★
しかも、一枚で!で勝負しなければなりません。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-03

ここで、わたしがこれまでに撮影した写真を紹介します。
ここで重要なことは、
一枚、一枚考えて撮影しているということです! ◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-04

ここから、みなさんへのお願いです。★
映えようとする気持ちで、現場の写真を撮影すると★
たぶん..◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-05

伝わる写真になります。★
つまり、撮影者の意図が第三者へ伝わる良い写真に近づくはずです。★
しかも、1枚で!◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-06

こちらは、ICT土工を表現した写真です。
この一枚のみで、オペレータの真剣さ、集中力、機械の正確さ
と一緒に
モニターがDXを連想させるすばらしい一枚です。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-07

社会貢献活動での小学校の舗装補修を例にします。★
舗装補修をした後、現場でいうと、完成写真ですが
このような写真が業界紙に掲載されていたりします。
こどもたちが転ばないようにと思って作業したのでしょうが、
これって、伝わらないですよね。

それならこのような
施工中の写真のほうがまだ伝わります。
★これは、補修の作業風景をこどもたちに見せている光景です。
わざわざ、下校時間を狙って作業したそうです。
こどもたちの顔は写っていなくとも、興味津々で見ているのが伝わってきます。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-08

こちらは、高校生への現場見学会の一枚(AR画像)ですが、
この一枚のみで、真剣な話し手と真剣に聞く生徒が表現されています。
指先の力強さや、お互いの視線が合っているのも好感が持てます。
手に持ったジンバルもいい小道具になっています。
背景もいいです。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-09

現場見学会などのイベントの際は、
必ずそのイベントの
撮影テーマを決めます。
この場合は、
「こども」+「土木技術者」+「機器」
をテーマとして、目的意識をもって撮影しました。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-10

これは、GISをテーマとした講習会でのひとこまです。
後ろのディスプレイが、強いメッセージを発しているのが感じられます。
真剣な講師の説明がマスク越しに感じられ、わたしも真剣に聞き入ってしまいました。
デジタルを感じるなかに、あえてフリップを使いアナログ感を出したのは巧妙な演出です。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-11

まとめとして
工事写真、★映える写真、伝わる写真を
わたしなりの比較をしてみます。
★撮影する気持ちとして、
★工事写真では、被写体に対して受け身の撮影となります。
★映える写真は、いいねが欲しい、主体的な撮影となります。
★伝わる写真は、映える写真同様、主体的な撮影となります。
(2秒)
★どんな写真が撮れるかというと、
★工事写真は、とりこぼしなく!という気持ちのため、全景写真とアップの組み合わせになりがちです。
★映える写真は、1枚で勝負するので、考えた1枚になります。
★伝わる写真も、映える写真と同様に考えた1枚になります。
結果的に★
「映える。」と「伝わる。」は、わたしからすると同じ
になります。◆(3秒)

▼PowerPoint PAGE-12

(プレゼンの残念な終わり方は、ご清聴ありがとうございました…の類い。ページがもったいない。講師としてメッセージをつたえること。)
最後に、伝わる写真は、考えて撮影することが大切です。
少し撮影する角度を変えたり、余分な背景を消すことで
伝わる写真になります。
わずかな工夫で、伝わる写真へと変化することができます。
これからも、わたしは、映える写真を研究し、撮り続けますので、
みなさんも、伝わる現場写真の撮影を心掛けてください。◆END

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