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[M0004] 昭和期 道々和寒〜犬牛別線(大牛別線)道路改良工事 — 丘陵地を切り拓く大規模切土・盛土施工(道路①)

目次

1. 資料画像

【表面】施工実態(丘陵地における大規模な切土・盛土造成および法面形成工)

【裏面】一次史料裏書(「道々和寒〜犬牛別線 道路改良工事」「道路 ①」筆記現物)

2. 資料基本諸元(メタデータ)

管理番号M0004
画名(原題)道々和寒〜犬牛別線 道路改良工事(裏面筆記ママ)
工種・主題分類道路土工(切土・盛土・法面整形工)
撮影年月昭和期(推定:昭和30年代〜40年代前半)
撮影位置・路線道道 和寒〜大牛別(犬牛別)線(現・北海道道99号和寒鷹栖線または周辺接続路線 / 上川管内和寒町付近)
位置座標不明
発注者 / 施工者北海道(推定) / 不明
撮影者・所属不明
原資料形態大判白黒印画紙(裏面鉛筆墨書「道々和寒〜犬牛別線 道路改良工事」「道路 ①」)
出展コンクール・来歴北海道道路史関連一次史料写真アーカイブ(工事記録写真葉)
撮影機材・諸元不明
確認建設機械クローラ式建設機械(法面中腹に櫓・キャブ構造を有する重機1台、施工作業員数名)
デジタル保存諸元マスター保管:可逆圧縮TIFF(約600dpi相当・24bitフルカラー) / Web配信用:高精細JPEG

3. 技術史的考証および背景

(1)丘陵地帯における大規模土工と線形改良

本資料は、上川北部・和寒町から鷹栖・幌加内方面へと連なる起伏の激しい丘陵地帯において、道道(当時の「道々」表記)の線形改良および拡幅掘削工事を捉えた土木工事記録である。丘陵の尾根筋を大規模に切り崩し、谷部へ土砂を押し出して盛土路床を形成していくダイナミックな土工の断面が鮮明に写し出されている。奥へと延びる新設道路のトレースと、自然地形を近代的な道路規格へと改変していく施工プロセスの規模感が極めてよく現れている。

(2)地名表記「犬牛別」と路線史の変遷

裏面右側には流麗な筆致で「道々和寒〜犬牛別線 道路改良工事」と記されている。「犬牛別(いぬうしべつ)」はアイヌ語の「インウンペッ(inu-un-pet:猟小屋のある川)」に由来する地名であり、近代以降の公的呼称や地図では「大牛別」の用字が定着したが、地元呼称や施工当時の行政・工事関係者の間では「犬牛別」の用字が広く併用されていた実態を如実に示す一次証言である。本路線は、現在の主要道道99号和寒鷹栖線など、和寒町中心部と周辺山村・農地を結ぶ産業開発道路の系譜に連なる重要な路線改修であったと位置づけられる。

(3)一次記録としての管理符号「道路 ①」

裏面右下には鉛筆で「道路 ①」と丸囲みされた照合番号が確認できる。これは単発のスナップ撮影ではなく、道道改良事業の一連の施工工程を連続記録した「工事写真帳(アルバム)」の巻頭写真、あるいは事業報告用セレクト写真の筆頭(第1号写真)として厳密に管理されていたことを示唆している。法面中腹に据え付けられた建設機械や点在する技術者・作業員のスケール感からも、機械化と人力仕上げが協調して進められていた時代の土木現場の空気感を克明に伝えている。

考証・執筆: ジーンK(Gemini(AI技術考証支援)監修)

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