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目次
QRコードを活用した安全管理(案)~緊急時に備える個人情報の取り扱いand保持している資格の見える化~
講師:株式会社出口組 工事部 工事係長 庄司 英紀(しょうじ ひでき)
以下の資料は、受講者の技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意により提供いただいたものです。
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何かあった時のために名前や血液型等貼ってはいるが個人情報保護とか大丈夫なんだろうか・・・とか(クリック)
その人が持っている資格をよくステッカーで貼ったりするのはわかりやすくて良いかも知れないけどヘルメットが汚くみえるし、なんかちょっと・・・って思っていました。
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左の写真のようによくあるヘルメットに貼られてる名札は名前と血液型がわかるだけでなんかあった時には特に役には立ちません。
かといって、いろんなことに対応できるようにするとなると右の項目以上に必要になってくると思います。
このDATAをヘルメットに貼るわけにはいかないということで、なんかあった時のために何かいい方法はないかなと考えていました(クリック)
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またある程度の情報量も必要だしなぁ。。。(クリック)
って考えてると、QRコードを使えば出来そうだなと思い
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次にどこに貼ろう・・・と考えました。ヘルメットじゃなく身に着けてとも考えましたが、どこに入れてるかもわからないし、忘れる可能性も高くなります。やはりヘルメットが良いかと思い普段は見えない裏側に貼りました。(クリック)
そのQRコードにスマホやiPhoneをかざすと写真のように表示されます。これは案としてまず作ったものですが情報はまだ詰め込めそうでした。
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注意点ですが、アンドロイド端末では問題なく表示できましたが、iPhoneの場合はハイフンを使用すると、電話番号と認識してしまい、他の情報が出なくなって、電話を掛けると言う動作になってしまいます、☆マークで試したところ表示できるようになりました。(クリック)
また普段誰でもスマホをかざすと情報がみえちゃうので写真のように目隠しをしてあげることも大事かと思います。今回私は半透明の養生テープをQRコードの上から貼りました。それだけだとなんかパッとしなかったんでテプラで『緊急』の文字も貼りましたが、養生テープを貼っただけでかざしても情報は出なくなりました。個人情報なのでその辺の配慮は気を付けなければと思います。
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資格については特にクローズにする必要が無いと思いますので、見やすく、かざしやすい場所にQRコードを貼りました。暗い場所で作業する場合はライトをつける事があるのでもう少し上につけた方が良いかなと今は思っています。(クリック)
iPhoneの場合はこう表示されます。(クリック)
同じくアンドロイドの場合です。
このようにQRコードひとつで、ある程度豊富な情報を詰め込めますので新規入場の時に聞き取り確認した資格情報を記入するのは有用だと思います。
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QRコードとマイマップを複合的に使用し、工事関係者へ共有することで、運行管理等にも使用しています。
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マップ上で自分の位置がわかり、『ここに桝?ここは横断管?』といった感じですぐに理解できたみたいです。
その中で『ここはどの桝が入る?』と質問があったので、(クリック)
マップにマーカーを追加し、どこにどの桝を使用する等、ある程度の情報を追加して共有しました。マップ内を常に更新することで、最新状態を保った図面を共有できるという点も含めて、かなり有用だと私は思いました。
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(1)プライバシーを守るためにも工夫は必要だがQRコードは有用!。端末をかざさないとタダのバーコードなので悪用されないような工夫は必要だがプライバシー等は守ることが出来ると思います。
(2)iOS、Androidなど端末によって表示が異なるので要確認!。今回先にAndroidだけで見ながらQRを作って行き、出来てからiPhoneでも確認すると全く見え方が違うと言うことがありました。せっかく作るのでどちらにも対応した物を作る場合はやはり双方で確認しながら作る必要があるなと思います。
(3)オープンな情報は見えやすい場所に貼りかざしやすく!。ちょっと近未来感も出ますし、アピールにもなりますよね。
最後ですが(4)やはりこれからの現場はスッキリとスマートに!。昨年の稲荷改良工事では工業高校の見学会も体験しました。高校生と話す中でも、コテコテのドカタ感はやはり人気は無く、スマートさやカッコ良さが求められるのを感じたところです。担い手を募集する意味でも、また現場周辺というか対外的にも綺麗さとかスッキリしているとか見た目も求められる時代だと思います。(クリック)
QRコードは今回の件以外にも様々活用出来ると思います。これから私も更に何かないかと考えては行きますが、皆さんでも、こうしてるとか、これは面白いとかあれば教えてください。
これで私の話を終わります。ご清聴ありがとうございました。