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RULE-001「常体」を使用すること。

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RULE-001 敬体(ですます調)と常体(である調)の使い分け

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技術提案書、施工計画書、打ち合わせ簿類(勿論ASPも含む)においては、「常体」を使用すること。

1 「敬体」と「常体」とは?

 文章において ”ですます調”のことを「敬体」 ”である調”のことを「常体」という。
 その効果、用法は
「敬体」 やさしい感じ、柔らかい感じ、丁寧、手紙、メール、親しい、受動的、曖昧な責任など
「常体」 かたい感じ、公文書、論文、箇条書き、主体的、確実性、確固たる意志、責任感など
となる。

2 「常体」(である調)を必ず使う!

 よって、技術提案書、施工計画書、打合わせ簿類(勿論ASPも含む)においては、
「敬体」は使用せず、「常体」を専ら用いドライに記述する。
 これらを”ですます調”で記述すると、読む側は妙なへりくだり方に違和感をもつ。

 例えば、提案書や計画書において
~の安全対策を実施します。或は、~の安全対策を実施いたします。

と「敬体」記述すると、
受動性(仕方なく書いてる感じ)、「場合によっては、やらなくてもいいよね!」のような曖昧さ(人によっては無責任さ)を感じる。
マイナスに働くことはあっても、プラスになることは有り得ない。
これを
~の安全対策を実施する。

と「常体」記述すると、
主体性や責任感、実施の確実な履行に対する意思を感じる。

 打合せ簿類においては、ここまで「常体」に拘る必要も無いのかもしれないが、
受発注者間の正式な書類のやり取りであること及び、
技術提案書、施工計画書を記述する際に使い分けの頭の切替えが確実にできるのか?
を考えると、常日頃から「常体」を使う習慣を身につけるべきであろう。

3 「敬体」は、何処で使ってよいのか?

 
 ASP内のカジュアルブログは自由、掲示板は場合によるといったところ。

4 「顔文字」、「?」「!」や「(怒)」とかは、何処で使ってよいのか?

 3に同じ。間違っても打合わせ簿類に使ってはならない。実際、9号手続きに顔文字を使用したため起案を差戻しされた例がある。

5 具体的な「敬体」と「常体」の使用例

 × 「敬体」 ~を提出します。~を提出いたします。

 ○ 「常体」 ~を提出する。

 × 「敬体」 ~を報告します。~を報告いたします。

 ○ 「常体」 ~を報告する。

 × 「敬体」 ~を申請します。~を申請いたします。

 ○ 「常体」 ~を申請する。

 × 「敬体」 ~をお願いします。~をお願いいたします。

 ○ 「常体」 ~をお願いする。

 × 「敬体」 至急、指示をお願いします。

 ○ 「常体」 至急、指示を願う。 至急、指示を願うところである。

 × 「敬体」 ~は以下の通りです。~は下に記した通りです。

 ○ 「常体」 ~は以下の通りである。~は下に記した通りである。

 × 「敬体」 ~の詳細は別途添付の書類によります。

 ○ 「常体」 ~の詳細は別途添付の書類による。

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