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パネルディスカッション 座標マニア集合!Googleマイマップについて熱く語る。

パネルディスカッションの記録 ID:20220512-720892-11

目次

「座標マニア集合!Googleマイマップについて熱く語る。」

コーティネイター:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 道路施工保全官 中山 光広(なかやま みつひろ)
アシスタント:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 第2工務課 佐野 涼花(さの すずか)
パネラー:
 永井工業株式会社 土木部 工事課長 樋口 忠(ひぐち ただし)
 株式会社日興テクノ 川本 勤(かわもと すすむ)
 株式会社フクタ 執行役員 工事部長 醜茶 敏美 (しこちゃ としみ)
 株式会社出口組 インフラDX推進室長 佐々木 宏幸(ささき ひろゆき)遠隔参加:新ひだか町
 株式会社玉川組 工事部 維持課 係長 舟見 群章 (ふなみ ともあき)
 北海道ロードメンテナンス株式会社 維持部長 深尾 徳司 (ふかお とくじ) 
 玉田産業株式会社 土木部 課長 郷田 仁(ごうだ ひとし)パネラーの皆さんへ ここからシナリオ 終了後は議事録になります。

[経過時間 00:00]

【司会出口組 佐藤】 現在画面共有設定を確認中の為、先に次の講義に移りたいと思います。 「GoogleEarthとGoogleMapの違い」と題しまして、弊社インフラDX推進室室長、佐々木よりお話させて頂きたいと思いますが、佐々木君、準備の方はよろしいでしょうか?

【出口組 佐々木】 はい、大丈夫です。

【出口組 佐藤】 それではよろしくお願いいたします。

【佐々木】 皆さん、画面は見えておりますでしょうか? 私、出口組の佐々木と申します。よろしくお願いいたします。 GoogleMapとGoogleEarthの違いということで、皆さんご存じかと思いますが簡単にご説明させて頂きます。 GoogleMapは既にお馴染みかと思いますが、WEB上で閲覧可能な目的地を目指して移動するすべての方に向けたサービスであったり、スマフォがあれば目的地までの移動手段や経路をナビしてくれたりと、必要な情報がすぐにわかる日常生活に密着した実用性の高い掌サイズの多機能なツールだと思います。 一方、GoogleEarthなのですが、これは地図としての用途を目的としておらず、たくさんの機能がありますが、主な目的の一つはその場所の様子を3Dで視覚的に提供する事だと思います。 例えば、ドローンである場所を空撮したいときにGoogleEarthで事前に撮影場所を確認したり、障害となるものや注意すべきものを知ることが出来たり、勿論面積等の測定も可能です。 このあたりの機能はGoogleMapのストリートビューでも可能な事なのですが、GoogleEarthは視覚情報に特化しており、膨大なデータを使って3Dを提供しているところだと思います。GoogleMapとGoogleEarthの根本的な違いをまとめると、GoogleMapはくまで多機能で実用性に優れた地図、一方GoogleEarthは3Dビューを使った体験サービスになると思います。どちらを使用するかはケースバイケースで変わってくると思いますが、建設業、会社全体、現場の作業員レベルまでの情報共有を考えた場合は、GoogleMapの方が汎用性に優れていると思います。 前の講義で色々とマイマップについて講義して頂きましたが、当社で建設システムのサイテック3Dというソフトを使っておりまして、そちらでも平面図からGoogleEarthに飛ばせる機能があるので、時間が許す限り実践できたらと思います。

▼fig-001「サイテック3Dを使用した平面図からKMLへの変換

これがサイテック3Dの画面なのですが、こちらの上に平面図がありまして、これは座標の割り付けが終わっている平面図です。ちょっと小さいのですが、ここにGoogleEarth出力というボタンがありまして、これをワンクリックすることでGoogleEarthに出力することができるようなシステムが備わっております。 それではちょっと出力してみます。時間がかかるので30秒程お待ちください。 これが丁度今年度の当社の施工する現場なのですが、これが厚賀ICを降りたころから左折した場所に今回ボックスカルバートを施工するのですが、その部分の施工箇所と仮道、迂回路の平面図になります。ちょっと薄いのですが、こんな感じに投射できるようになっております。 後はこちらにレイヤーがありまして、先ほど教えて頂いた操作をしてマイマップに飛ばすことも可能となりますので、これからいろいろと弊社でも進めていきたいと考えております。

▼fig-002「作成したKMLの表示結果」

【苫小牧道路事務所 中山】 佐々木室長、発表有難うございました。画面はそのままでお願いいたします。 時間も押しておりますので、このままパネルディスカッションに移りたいと思います。 川本さん、今の佐々木室長が発表してくださった、建設システムからKMLファイルを直接作成する方法について、このやり方の延長でマイマップへ落とし込む事を考えた場合、工数は低減できると思いますか?

【日興テクノ 川本】 今発表頂いた方法は、図面データを丸ごと落とし込んでいるかとは思いますが、マイマップに落とし込むにあたり、マイマップへ描画可能な最大オブジェクト数が20,000までという縛りがあるため、いらない情報は事前にCADソフトで編集する必要がありますので、これをそのまま流用するというのは難しいと思います。

【中山】 データの間引は必要ですが、施工の時に使用している図面は必ず座標を持っていると思いますので、座標が無い図面に比較して前処理がなくなりますよね?

【川本】 はい、基礎情報がしっかりしているので、事前の修正作業の分は確実に低減されます。

【中山】 醜茶さん、講話をお願いいたします。

【株式会社フクタ 醜茶】お待たせいたしました。 それでは、帯広道路事務所の浦幌道路維持を受注しております、株式会社フクタ工事部長の醜茶と申します。時間も押してまいりましたので、早めにお話させて頂きたいと思います。

▼fig-003「講話」

当社がなぜGoogleEarthやGoogleMapを使い始めたかについてですが、河川維持の方で定期パトロール業務が始まりまして、上流部に行くと河川整備もされておらず、台帳図を見ながらでも現在地がまずつかめない、施設が何か分からないというのが課題でした。 そこで、当初ネットで調べるとGPSデータ付きの写真がGoogleEarthに落とせる事を知り、スマフォが普及していない当時としては高額なGPS付きのデジタルカメラを購入して挑戦してみた経緯があります。 こちらは当時実際に現場で撮影した写真をGoogleEarthに落とし込んだ画面ですが、 これと台帳図を見比べながら測点を拾い出ししておりました。 現在は当社が国の道路維持と道道、河川を含めて総延長260kmを管理しております。 このように管理区域が十勝東部全域であるため、GoogleMapを主体に社内の共有のデータベースとして使用しております。 主に路線の注意すべき点や過去の苦情箇所をデータベース化し、従業員全員、作業員の末端まで共有しております。

▼fig-004「維持管理に必要な描画要素について」

【株式会社フクタ 醜茶】 このデータベースは今までは担当代理人の中でしかなかった注意事項や路線の特性を見えるかする事で、他のどの会社よりも管理路線を把握しているという強みになると考え、今後も継続したいと思っております。 少し脱線しましたが、今日の本題です。 GoogleMapに落としたCAD図について、私の感想を述べたいと思います。 まず必要な描画についてですが、この赤線の用地は必須となります。 また、オレンジの線のように道路の縁石や区画線、後は図面では確認できませんでしたが、地下埋設物もあると良いと思います。 頂いたCAD図が1枚当たり約350m表示されておりましたが、可能であればCAD図を2枚程度連結し、少なくとも倍の700mほどを表示出来れば使いやすいかなと思いました。 また、地図の表示ですが、空撮写真かデフォルトの地図の2種類を使い分けしていくのが良いと考えました。 これは市街地ですが、今見て頂いているデフォルト地図よりも航空写真の方が見やすいと思います。また、郊外については線色を白から変更する前提ですが、逆にデフォルト図面を使用したほうが見やすくなるかと思います。 最後にGoogleMapのCAD図を今回頂き、精度の高さに驚きました。 殆どが用地のラインとビタビタに張り付いております。 後は付属物の位置や埋設物の位置が表示できれば、維持工事なので突発的な掘削作業が発生した時に立会をお願いできるのかなと、後は冬に埋まった付属物の確認も用意にできるかなという風に思いました。以上です。

【苫小牧道路事務所 中山】 発表ありがとうございます。大体700m程表示されていれば丁度いいというお話ですね。

【株式会社フクタ 醜茶】 はい、そうですね。

【苫小牧道路事務所 中山】 図面で言えば2枚をくっつけたものが欲しいという事ですね。 逆に物が少ない郊外部については1.5km程欲しいと・・。 中村さん、このマイマップ作成については実際どの程度時間や費用が掛かるものでしょうか。お話お願いします。

【日興テクノ 中村】 はい、今回マイマップへ図面を落とし込むことが可能という事を教えて頂いてから、作業を進めていく中で、図面によってはマップに落とし込みやすい図面、落とし込み辛い図面というのがありました。そのポイントについてご説明させて頂きます。 まず第一に座標系を持っている事、これが全くない状態からの作業ですと、図面と実際の地図との重ね合わせを行いながら、座標系を合わせていくという作業が必要となるため、 先程中山様が仰っておりましたが、座標系が担保されている物というのはそれだけでかなり作業効率が良くなってくると思います。 次にレイヤーが適切に切り分けられている事。 こちらについては、例えば用地境界を落とし込む際、落としたいラインと旗揚げ等が同じレイヤーに混在していた場合、それらを目視しながら手動で削除していく必要がありますのでその分作業が煩雑となってしまいます。 最後に三点目ですが、重複オブジェクトやショートベクトルが少ない事。 マイマップの制限として20,000オブジェクトまでしか描画できないというものがありまして、同じ一本のラインを表現するにしても、ポリラインで描かれている物とショートベクトルで描かれた物を比較した場合、オブジェクト数が爆発的に増えてしまいますので、結果的にこれらを修正、間引く必要が出てくる為に作業量も増えてしまいます。 以上の事を踏まえて、今回私の方で作成した図面の作業時間についてですが、 条件の悪い物で最大3時間、条件の良い物では1時間程の作業時間となりました。 この事から、図作単価をベースで計算した場合、1万5000円から5,000円程のコストが掛かります。

【苫小牧道路事務所 中山】 分かりました。条件が良い物については5,000円ですね 年維持であれば当然用地という話があると思いますが、用地の杭の位置は丸記号で入っていますか?

【株式会社フクタ 醜茶】 図面上は大体が丸記号で入っています。

【苫小牧道路事務所 中山】 今回作ったサンプルはショートベクトルで丸っぽく見せてるものがあるが、それの書き換えも必要ですね。

【株式会社フクタ 醜茶】 ちなみに今回のサンプル図面に座標は含まれていたのですか?

【日興テクノ 中村】 大半の図面が座標自体は持っていたのですが、日本測地系で記載されているものがほとんどでしたので、座標値を世界測地系へ変換する必要がありました。

【苫小牧道路事務所 中山】 ちなみに地下埋設物の情報は開発局ではなく、民間が持っている情報ですよね?

【株式会社フクタ 醜茶】 はい、そうです。把握している分を自分たちで入れていくしかないですね。

【苫小牧道路事務所 中山】 そういった民と官それぞれで持っている情報を共有していく事こそインフラDXの意義だと思います。ちなみに架空線についてはどうですか?

【株式会社フクタ 醜茶】 架空線は地図上で見えているので不要ですね。

【苫小牧道路事務所 中山】 やはり冬場になると埋まってしまう付属物があればいいのではないかと思います。 年維持業者の代理人にも意見を聞きたいところですが・・。 深尾さんにお聞きしたいと思います。

【北海道ロードメンテナンス 深尾】 私は用地だけで十分ではないかと思います。

【苫小牧道路事務所 中山】 なるほど、用地は絶対必要と…。

【北海道ロードメンテナンス 深尾】 付属物系は結局、GoogleMapを現場で開けば十分確認できると思います。 冬場探す時でも、まずマップを使って確認しています。

【苫小牧道路事務所 中山】 マップで探すというと・・サテライトビューで確認可能という事ですか?

【北海道ロードメンテナンス 深尾】 はい。

【苫小牧道路事務所 中山】 それは雪に埋まってしまっていても、正確に位置を確認できるものでしょうか?

【フクタ醜茶・HRM深尾】 はい、実際に確認しております。

【苫小牧道路事務所 中山】 ちなみに今回サンプルで作成した物は、縁石等も位置がビッタリあってますよね?

【北海道ロードメンテナンス 深尾】 はい、ビッタリでした。

【苫小牧道路事務所 中山】 図面の精度の問題もあるのでしょうが、あれだけ合っていれば縁石のラインは不要かもしれませんね。

【玉川組 舟見】 一つよろしいでしょうか?

【苫小牧道路事務所 中山】 どうぞ。

【玉川組 舟見】 今は350mに全ての情報が詰まっておりますが、例えばそれを用地だけのマイマップ、例えば大曲地区、恵庭地区、千歳地区と地区ごとに分けるたり、付属物のみのマップを作るといったように、用途ごとに分けて作成、運用することは可能ですか?

【苫小牧道路事務所 中山】 それは用地だけのマップにして、より長い区間を表示するという意図でよろしいですか?

【玉川組 舟見】 はい、そうです。 【日興テクノ 中村】 技術的には十分可能かと思います。 より長い区間を表示したいのであれば、区間内の図面を一度全て結合し、ショートベクトルで表現されているものを極力1本のラインで表現するようオブジェクト数を削ってあげれば、かなり長い距離を表示できるのではないかと思います。

【苫小牧道路事務所 中山】 その作業を行うときは、ライン以外にも先ほど話に出た用地杭の丸記号や、別途追加していく事を考慮して、2,000オブジェクト×10レイヤーの20,000オブジェクトギリギリで作成するのではなく、例えば0.7掛けくらいの余裕を持たせたデータ数で作成して、どのくらいの長さまで描画可能か検証していく必要がありますね。

【玉川組 舟見】 GoogleEarthではなく、Googleマップでの共有となると、やはり図面に詳しくない作業員さん方が活用する事になると思いますので、一つのマップに情報を詰め込むよりも、これが用地のマップ、付属物のマップ、埋設物のマップといったように用途に合わせて使い分けして見せるマップを指定していけば、3ステップ~5ステップ以内に収めることができるのではないかと思います。

【苫小牧道路事務所 中山】 仰っている事はとてもよく分かります。図面の知識が無い方に見せる場合は、余計な情報は返ってノイズになる為、それだけに絞って見せる事で理解が得られると思います。

【玉川組 舟見】 最初からアレルギーというか、拒否反応を示してしまうような気がしますね。

【苫小牧道路事務所 中山】 GoogleEarthの方が高度で、データをたくさん載せる事ができますが、情報過多になると見辛さに加えてWeb上で共有が難しくなるという事もあります。 簡素になった物を共有するからこそ、Web上でのリアルタイムな共有が実現するのではないかという風に思います。 郷田さん、今回作ったアイスの家の付近のマイマップは用地のラインにいて、区画割りを含んでいたかと思いますが、道路の敷地境界のみのものに比べてどうでしょうか?

【玉田産業 郷田】 非常に見易かったかと思います。他に横断管等も表示されていたのが良かったと思います。

【苫小牧道路事務所 中山】 今回はサンプルとしてアイスの家の付近を作成しましたが、路線全区間分のマイマップは必要だと思いますか?

【玉田産業 郷田】 細かな情報の必要性はさておき、用地境界については全区画分欲しいですね。 <会場から同調の声が多数挙がる>

【苫小牧道路事務所 中山】 年維持業者の皆さんの今の反応を見て、やはり苦情処理に使用する用地境界線が必要とされているということがハッキリわかりました。 事前にテクノの中村さんと「求められているのは用地境界ではないか。」という話はしていましたが、今日確信に変わりました。醜茶さん、発表有難うございました。

【出口組 佐藤】 それでは次に、マイマップのSNS的要素の危険性と題しまして、北海道開発局、室蘭開発建設部、苫小牧道路事務所、第二工務課佐野様お願いいたします。

【苫小牧道路事務所 佐野】 それでは私の方から、マイマップのSNS的要素の危険性についてお話させて頂きます。 まず私はGW期間中、訪れた場所の写真をマイマップに残していく試みに取り組みました。 Googleマップを使用して、ちょっと見づらいかもしれませんが、食べ物やお気に入りの観光スポットのリスト作成し、訪れた場所を分類分けしてみました。 訪れた場所を、今画面で表示されているようにピン止めし、そこをタップするとその場所の情報を確認する事ができます。 このようにGoogleMapでは、自分で撮った写真を投稿し、その場所についての評価やコメントをWEB上に公開して共有することが可能です。 例えば友人との話の中で、お勧めの場所聞かれた際にはマイマップの機能を利用して、投稿した内容のリンクを共有したい宛先に送信し、簡単に紹介する事ができます。 この機能を業務に応用すると、例えば現場の写真を投稿し、コメント機能を利用してその場所の情報を肉付けしていけば、スムーズな情報共有が可能ではないかと考えます。 一方で、作成したこれらの情報は設定によっては全く関わりのない第三者の方でも閲覧できてしまい、もし写真や投稿内容に個人情報が含まれていた場合は特定されてしまうことも有り得るため、そこは危険な要素であると考えます。以上です。

▼fig-005「マイマップのSNS的要素の危険性」

【玉川組 舟見】 確かにタイムライン機能は怖いですよね。 自分の許可に関わらず、何時何分に自分が今どこにいるのかといったことが垂れ流しになってしまいますから・・。

【苫小牧道路事務所 中山】 私もコロナ禍に際して、もし自分が感染してしまった場合、後から遡って感染経路を特定できるよう常時タイムライン機能を使用しておりましたが、恐ろしい事ですね・・。
さて、今までマイマップは便利だというお話をしてきましたが、裏腹にこれはSNSです。 当然、官である道路事務所としてはSNSに対してとてつもない拒絶反応があり、私もマイマップを活用していくことについてはすごく慎重な姿勢でした。 ただ、最近はコロナ禍の中で在宅ワーク等が推奨され、クラウドを利用せざるを得ない状況となり、その為セキュリティ情報が見直されつつあるという話を所長から教えて頂いたことを契機に今回活用に踏み切りました。 先程言ったように、SNSは「映える」事、利便性を優先してセキュリティ意識が希薄になってしまう危険もありますが、これを活用しない手はない。ではどうしたらよいのかといえば教育しかないのかなとも思います。多分この辺りは舟見さんも作業員とやり取りされているのではないかと思いますが…。

【玉川組 舟見】 業務中はWifiをオフにする等、ルール付けをして情報漏洩しないよう取り組んでおります。そのままではコンビニ等でWifiに勝手につながってしまいますから。

【苫小牧道路事務所 中山】 有難うございます。次の話題ですがまずはこちらをご覧ください。 以前はグーグルのコンテンツを切り抜いて流用する際、必ずロゴを入れるよう明記されておりました。佐野さん、読み上げてください。

【苫小牧道路事務所 佐野】 「Google、及びGoogleロゴはGoogleの登録商標であり、同社の許可を得て使用しております。」  

【苫小牧道路事務所 中山】 以前はキャプチャにこのロゴと文言を添えれば使用可能でしたが、現在はいつの間にかこの文章が無くなっております。これは何かとても危険な感じがしますね。 では今、どうやって使用すればいいのかというと、URLのリンクをはめ込み画像としてWEB上で使用してくださいという風になっています。なので、今まで同様の仕様方法では著作権法違反でグーグルから訴えられる可能性があるかもしれません。 舟見さんなんかはよくご存じでしょうが、グーグルはこのような変更を結構な頻度で行う為、注意が必要となります。

【苫小牧道路事務所 中山】 さて、時間も押してまいりましたが、ここで皆さんにアンケートへのご協力をお願いいたします。まずはジェネレーションについてのアンケートです。 今日参加して頂いている皆様の世代について、bp-telecomの投票機能を用いてお教えください。佐野さん、フリップの内容を読み上げてください。

▼fig-006「アンケート」

【苫小牧道路事務所 佐野】 はい、受講されている皆さんが、ジェネレーションのWXYZのどの区分されるか集計してみたいと思います。 まずAのジェネレーションZは1995年以降で、生まれたときからインターネットが身近にある世代です。 つぎのBのジェネレーションYは1980年から1995年の、インターネット環境が整い始めた世代の事を指します。 CのジェネレーションXは1965年から1980年頃、情報源はテレビや雑誌がメインで、インターネットは誕生間もない世代です。 DのジェネレーションWは、1950年から1965年頃、ベビーブームの世代となります。 このABCDのどの生まれに区分されるか、bp-telecomで投票をお願いします。

▼fig-007「参加者の世代構成 回答選択肢をbp telecomのアンケート機能にて集計」

自分の生まれは、
A.Generation Z(Z 世代) = 1995 年以降
B.Generation Y(Y 世代) = 1980 – 1995 年ごろ
C.Generation X(X 世代) = 1965 – 1980 年ごろ
D.GenerationW(W 世代)=1950 - 1965年ごろ
 である

【苫小牧道路事務所 中山】 投票を開始しましたが、チャット欄に投票画面は出ておりますでしょうか? <出ていない事を確認> 回答欄が出ていないようですので、挙手でアンケートを取りたいと思います。 皆さん、元気に手を挙げてください。

【苫小牧道路事務所 佐野】 それではAのジェネレーションZ、1995年以降の方挙手お願いいたします。 次はBのジェネレーションY、1985年~1995年の方… 次はジェネレーションX、1965年~1985年の方… 最後はジェネレーションW、1950~1965年の方… 皆さん、投票有難うございました。 では次のアンケートに移ります。 常日頃使う検索エンジンは… A:Google(グーグル)、B:Bing(ビング)、C:Yahoo(ヤフー)、D:Youtube(ユーチューブ)、E:その他の検索エンジンの…
▼fig-008「参加者の世代構成 回答選択肢をbp telecomのアンケート機能にて集計」

私が、常日ごろ使う検索エンジンは、
A.Google(グーグル)
B.Bing(ビング)
C.Yahoo!(ヤフー)
D.YouTube(ユーチューブ)
E.その他(Ask、百度など)
 である。

【苫小牧道路事務所 中山】 えー、このまま次のアンケートと思いましたが、WEB会議室の予約時間が一杯となりましたので、一旦締めの挨拶に移らせて頂きます。

【出口組 佐藤】 時間の都合により最後の方、駆け足となってしまいましたが、本日の講習はこれにて終了とさせて頂きます。色々と講義して頂いた皆様、また、視聴された方々、本日はお疲れ様でした。

【苫小牧道路事務所 中山】 講習会は終了となりましたが、このまま次のアンケートに移ります。 今作った会議室に入りなおしてください。部屋名は123です。 皆さん、今度はアンケートが見えますでしょうか? 見えているようですね。Cに投票した方は何方ですか?

【北海道ロードメンテナンス 深尾】 私です。

【苫小牧道路事務所 中山】 あー…分かる気がします(笑) 最近はDが多いみたいですね。ウチの娘も検索はYoutubeです。 私も最近使い始めました。 ちなみにEのBaidu(バイドゥ)の方はいますか? <一部省略> ちなみにこれは中国のGoogleと呼ばれているみたいですね。

【出口組 佐藤】 ウチの娘は最近テレビのリモコンに話しかけて検索していますね。毎日。何かを調べるために。パソコンじゃなくテレビを使いますね。

【苫小牧道路事務所 中山】 最近のテレビはNetflixのようなサービスも豊富ですからね。 テレビを見ない人も増えてきたとか… それでは次のアンケートに移ります。 【苫小牧道路事務所 佐野】 これはあるグラフとなっております。 例えば新しい物が発売された際に、Aのイノベーターと呼ばれる2.5%の方々は新しいものを進んで活用する人を指し、新しいものが出たらすぐに購入する層の事です。

【苫小牧道路事務所 中山】 この人たちは経済観念に希薄な人で、お金を一杯持っていて、しかったらとりあえず買う人です。今村さん、涼しい顔をしてらっしゃいますが、今村さんはこの層にあたると思いますよ(笑)

【北栄道路株式会社 今村】 私もコレなのですか?全く関係ないと思いながら聞いてました(笑) <場内、笑>

【苫小牧道路事務所 佐野】 次はBのアーリーアダプター、こちらは情報のアンテナは高めですが、イノベーター程ではなく、その後のC、D、Eの方々に対する影響力が高い人の事です。

【苫小牧道路事務所 中山】 この人達は購入する前に費用対効果を考える人たちですね。 良いと判断したら飛びついてくれる人たちで、メーカー側からすれば厳しいながらも一番良い客層といえます。

【苫小牧道路事務所 佐野】 次はC、アーリーマジョリティです。 すぐには動きませんが、Bのアーリーアダプターの口コミや情報に対して反応し、良ければ購入する方たちです。平均よりも若干早く購入する層ですね。 Dのレイトマジョリティ、34%の方は周囲の大人数が試してから購入するような方々です。少し消極的ですが、数派に安心感を持つような方たちとなっております。 Eのラガード、最後の16%の方々は流行に関心が無く、保守的です。 サービスが一般的になってから購入するような方々となっております。

▼fig-009「このフリップの設問と回答選択肢をbp telecomのアンケート機能にて集計」

「自分は、遠隔臨場に関して、
 A.イノベーター である。」
 B.アーリーアダプター である。」
 C.アーリーマジョリティ である。」
 D.レイトマジョリティ である。」
 E.ラガード である。」

【苫小牧道路事務所 中山】 それでは投票をお願いします。 これは会社目線ではなく、個人の直観で選んでください。

【苫小牧道路事務所 中山】 投票が出そろいましたね、あれ、川本さんはEなのですか?

【日興テクノ 川本】 はい、Eです…

【苫小牧道路事務所 中山】 なるほど…川本さんは新しい物好きという印象でしたが、家庭での奥さんとの力関係が 見え隠れしますね… <場内、笑> Fig 5アンケート さて、中々面白い結果となりました。 閉会の挨拶は済んでおりましたが、折角ですので、最後に改めて佐藤さん、日高部会長として、マイマップに関して今後の考えを述べて終わりにしてください。

【出口組 佐藤】 はい、私も色々と勉強中の身ではありますが、部会内でも多くの方がスマートフォンを所持しているという事で、それを活用した例えば工事測点、ダンプの出入り口、それから「さわやか女子トイレ」の位置や各工事現場の場所をマッピングしたりという事を通じて、横のつながりを深められるのではないかと思っています。 位置情報をQRコードによりマップに落とす、あるいはCADデータや工事写真、先ほど聞いたばかりなので目から鱗な部分は多いのですが、そのような作業を日高同部会の方で進められたらと考えております。 当社の方でも日高道に2本工事が入っておりまして、そちらの方でもマップを共有すれば色々と活用できるのかなと思っております。 また、再三言われておりますが、維持工事についても国道・道道と請け負っておりますので、先ほどお話にあった河川維持のお話についても、去年タブレットを活用したやり方に切り替えましたが、今まで担当していた作業員がついていけず、辞めてしまうという本末転倒な話もあり、現在テコ入れしている所ではあります。 やり方を理解し、それが楽だということが分かれば根付いていくのではないか、とは思いますが、ハレーションというか、アレルギーというかそういったものも多いので、今回の話を今後に結び付けていけたらと考えております。以上です。

▼fig-010「日高自動車道でのマイマップ実用例」(出口組作成)

【苫小牧道路事務所 中山】 佐藤さん、有難うございました。 補足になりますが、今お話頂いた内容に関してですが、現在日高道についてはこのようにその場所の情報を記載したQRコード、ダンプ出入り口、さわやか女子トイレ等のマッピングを実際に行っています。特にトイレ位置のマッピングについては、昨今監督員も女性が増えてきております。これからは更に女性の割合は増してゆくことでしょう。些細な事ですがこういった従事者の利便性に関する情報の価値も増してくるのではないかと考えております。皆さん、今日はお疲れ様でした。

END
 チャットでの質問への回答 
なし。
 関連情報 過去のパネルディスカッションの発言録 
2022/03/15 「インフラDXへの思い!+αカーボンニュートラル」
2021/01/29 「安定的な除雪従事者確保に向けたパネルディスカッション」
2016/01/29 いまさら聞けないCIM_パネルディスカッション  
2014/08/07 「身近になったGISとCIM」 パネルディスカッション

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