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日高自動車道のインフラDXホローアップ”ちょっと早い” 2022年度

ID:20230130-781101-02

目次

開催によせて「2021年度上半期 日高道部会の遠隔臨場の報告」

報告:苫小牧道路事務所工事安全連絡協議会 日高道部会事務局 佐藤 順也(さとう じゅんや)株式会社出口組 工事部長)

20211203公開


▼PowerPoint PAGE-01

凡例 ★:クリックしてアニメーションを進める。 ◆:クリックして頁を進める。

私の方から報告がありますのでお話させていただきます。
モニターにありますように、2022年度“ちょっと早い”上半期、日高道部会、インフラDXの実施状況等について報告させていただきます。
わたくし、今回パワポの作成は行いましたが、報告する各工事の詳細なデータは
中山保全官に見せてもらっていないことをお断りいたします◆


▼PowerPoint PAGE-02

苫小牧道路事務所でのインフラDX及びゼロカーボンの取り組み項目については、
ここに示す、遠隔臨場、ICT施工、BIM/CIM、MMS等の3次元点群データ、GIS、
第一部で講話のありましたカーボンニュートラルゼロ
です。◆
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次に苫小牧道路事務所でのインフラDX及びゼロカーボンの取り組み項目について説明いたします。大きな柱は、次の六項目となっております。★
1つ目は遠隔臨場、2つ目はICT施工です。これらは、日高自動車道においてすでに浸透しており一般化しております。今後も継続して取り組みます。★
3つ目はBIM/CIMです。令和5年度から国直轄事業で原則BIM/CIMの適用が始まりますが、日高自動車道の受注者の皆さんには、積極的に取り組むよう、所長よりお願いしている事項です。★
4つ目は3次元点群データ(MMS・モービルマッピングシステム)です。3次元レーザー計測機とデジタルカメラ、衛星測位システムのアンテナ装置などによって、道路面および道路周辺の3次元座標データと連続カラー画像を取得するものですが、これは、維持管理に活躍するBIM/CIMモデルより遙かに安価な技術として切り札とも言えるものです。6月にはMMSに関するCPDS講習会を実施しました。★
5つ目はGIS(地理情報システム)です。これは、Googleマイマップを含んだものです。GISは、インフラDXの最下流に位置する維持管理部門での活用が見込まれているものであり、他の項目を束ねるプラットホームとなる予定です。★
6つ目は第一部で講話のあったゼロカーボンです。◆


▼PowerPoint PAGE-03

本年度(2022d)の重点目標

★目標1:令和7年度「厚賀新冠間」開通時に維持除雪工事へ渡せる3次元モデルを
全線完成させるためのデータ作成、収集及び保存ルールの確立。

(1)構造物はCIMモデル必須、
(2)地下埋設物は極力CIMモデル化促進
(3)MMSのデータによるCIMモデルの補完
(4)データ共有クラウドサービス「CIMPHONY Plus」の活用

★目標2:GISアプリの活用を日常化
(1)GOOGLEマイマップの普及

★目標3:スタートダッシュが可能な当初発注図書の試み
 出来形の3次元データを次年度当初設計に反映し、概数発注を抑制する試みを行うということです。これは発注者側が主体となることですが、応札する我々建設業としても大歓迎すべきところです。

★その他:遠隔臨場においては、協議会が設置した苫小牧道路事務所Wi-Fiを活用するようにお願いします。◆


▼PowerPoint PAGE-04


▼PowerPoint PAGE-05

受注者が自由にソリューション(遠隔の機種)を選んだ結果
前年度と比較しますと
Bp-telecomの比率が多く、Gリポートも人気です。
注目すべきは、メタバースのバーチャル会議室のホライズン・ワークルームが登場したことです。
とうとう来たかという感じです。◆


▼PowerPoint PAGE-06

遠隔臨場の利用回数の月ごとのグラフです。
2021年度のグラフに
★2021年度の12月までのデータを重ね合わせます。
工事本数も内容も違いますので正確は比較とはなりませんが、
活用については、すっかり定着したと言えます。
また、
電話でいろいろ話すぐらいなら
遠隔で資料を画面共有しながら行うことが広まってきています。◆(3秒まつ)
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これは、遠隔臨場、机上、臨場の実施件数を前年度のデータに並べて月ごとに表したものです。
前年度は、
4月の現場開始から10月にかけて★
右肩上がりに遠隔臨場が増加し、現場の最盛期に活発に使用されたことがわかります。
このグラフからでは読み取れませんが、新型コロナ感染症対策として、遠隔臨場に関心が大きくなった社会的背景のなかで★
監督員のテレワークによる臨場機会の減少と監督支援業務が積極的に活用するようになったのが直接的な活用増加理由と想像します。
また、苫小牧道路事務所内にWi-Fiを整備し、受注者希望型で自由なソリューションの選択も良かったと考えます。
9月以降は、品質証明や設計変更確認会議、中間検査における本支店での活発に活用する傾向が見られます。
そして、黄色囲みが本年度の件数ですが、総件数が低いことが気になります。
改良工事から舗装工事へシフトしてきたことや、本年度の着手時期が全般的に遅かったことが要因かと思われます。
ただし、全体に占める遠隔臨場の割合に注目しますと、その割合が高いことがわかります。
これは、監督支援業務の方が、4月当初から牽引してくれたものと推察します。
これから秋に向けて皆さんの一層の活用をお願いします。◆


▼PowerPoint PAGE-07

集計が間に合っておりませんので前年度のデータです。◆

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上のブルーで表されたものが★
本支店の品質証明員などが遠隔臨場により移動拘束時間の軽減を全工事で累計したものです。全19工事中7工事が遠隔を品質証明、中間検査、円滑化会議、設計変更確認会議に活用し、合計263時間の移動拘束時間の削減を行いました。千歳道路事務所と比較しますと一年間で1,400時間でしたから仮に半期であることから700時間としたとしてもまだまだ肩を並べるに至っていません。なお、安全巡視への活用はゼロでした。これは千歳道路事務所においてもゼロです。ムラサキ色は★
監督員の活用、黄緑色は★
監督員支援業務の活用であり、右の円グラフにあるように、全19工事中で活用した工事は約15工事でした。先ほども申しました通り、新型コロナ感染症対策として、遠隔臨場に関心が大きくなった社会的背景のなかで、監督員のテレワークによる臨場機会の減少が追い風となり、504時間+192時間で合計696時間の削減。
監督員支援業務が積極的に活用している結果が、1008時間+432時間で合計1,440時間削減と大きいことが一目で分かります。★
これで、遠隔臨場を積極的に進めている福原所長への報告と、フォローアップとしての上半期の部会員のみなさんへの報告を終わらせていただきます。なお、下半期の報告も行いますので、今後のデータ収集にご協力お願いいたします。


▼PowerPoint PAGE-08

前回のスライドです。省略します。◆

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2021年度末の完成検査への遠隔の活用状況についてです。
多くの工事で、遠隔を活用した中間検査や完成検査を実施されたと聞いております。
そのなかの事例で工夫された検査をご紹介します。
ひとつめは、磯田組さんの節婦外一連工事で、
6箇所を結んで遠隔臨場の完成検査を行っています。
検査官は室蘭、主任監督員は在宅ワークのため自宅から、代理人は西泊津の現場事務所、技術員が現場からライブ配信、品質証明員2名がそれぞれ日高町からと絵に描いたような散らばり具合で衝撃を受けました。◆


▼PowerPoint PAGE-09

前回のスライドです。省略します。◆

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それに刺激をうけたものですが、弊社のアピールもさせてください。
完成検査にて苫小牧道路事務所にて書類検査を受けましたが、
現場の出来形出来ばえ確認は、新冠町高江からドローンによるライブ配信を行いました。
また、プラスアルファーとして完全電化し検査書類箱は無しでした。◆END


▼PowerPoint PAGE-10

これも前年度のデータです。

円滑化会議及び設計変更確認会議の実施件数についてです。
円滑化会議での遠隔ソリューションの活用工事は1本だったものが、設計変更確認会議においては19本、100%活用となりました。◆


▼PowerPoint PAGE-11


▼PowerPoint PAGE-12

ICT施工についての取り組み状況ですが、
改良工事における土工への活用は、100%であり一般化していると言えます。◆


▼PowerPoint PAGE-13

7本の工事で実施したことだけ報告します。◆
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前回
ICT土工については、2021年度7本活用でした。
2022年度は4本活用です。
活用本数は下がってますが、
改良工事の本数自体が減ったことがあります。
すでに活用は一般化してますので、どこが受注しようと100%の活用なのは確実と思います。

ICT舗装についてです。
今後、令和7年度開通に向けて舗装工事が多くなってきますが、
2022年度は、3本でICT活用するとのことです。


▼PowerPoint PAGE-14

BIM/CIMです。◆


▼PowerPoint PAGE-15

さきほど述べました、
令和7年度「厚賀新冠間」開通時に維持除雪工事へ渡せる3次元モデルを全線完成させる。
という重点目標からCIMモデル化を促進しております。
新厚別川橋のモデルが追加され、厚賀から新冠間の構造物すべての
CIMモデルがそろいました。◆


▼PowerPoint PAGE-16

(素通り)◆
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▼PowerPoint PAGE-17

非参照スライド


▼PowerPoint PAGE-18

(素通り)◆
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大狩部トンネル◆


▼PowerPoint PAGE-19

(素通り)◆
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大狩部橋◆


▼PowerPoint PAGE-20

(素通り)◆
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大節婦川橋◆


▼PowerPoint PAGE-21

(素通り)◆
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このような比較的小規模なボックスカルバートも見落としてません。◆


▼PowerPoint PAGE-22

(素通り)◆
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節婦川橋◆


▼PowerPoint PAGE-23

(素通り)◆
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No_8、仮称、判官館ボックス◆


▼PowerPoint PAGE-24

これは改良工事において、
地下に埋設されるものをCIM化した事例となります。◆


▼PowerPoint PAGE-25

MMSに代表される点群データの活用です。◆


▼PowerPoint PAGE-26

弊社の事例をご紹介いたします。
これは、年維持が担当する国道235号の新ひだか町静内の市街中心部で、
スライド上部がMMS(モービルマッピングシステム)による三次元点群データです。
釧路の大陸建設さんに協力をしていただき一部MMSのデータを提供していただいたものに
そこに地下埋設物のCIMモデルを追加したものです。◆


▼PowerPoint PAGE-27

(素通り)
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大狩部トンネルで舗装施工中の
道路工業さんから提供された点群データとのことです。

箱抜きや拡幅断面図をCIMでモデル化するよりも、
安価な、
ICT舗装施工での点群データを維持管理用に使う試みも
選択肢として重要です。★
こんな感じで、施設モデルを組み合わせると効果的かもしれません。◆


▼PowerPoint PAGE-28

5 GIS   6 カーボンニュートラルゼロ 
については、
本日の講話にありますので報告は省略させていただきます。◆END

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