ID:20220315-706200and706525
第一部 オンラインセミナー
カーボンニュートラルへ!~完全遠隔臨場完成検査の手順と企業単位の環境家計簿~
学習プログラム番号:706200
目的:
(1)完全遠隔臨場完成検査の手順 ~準備から受検までのノウハウ~ 従来の完成検査は技術検査官、監督員、受注者が検査現場に集まり現場確認、書類検査を行っているのが現在の状況である。近年、新型コロナウイルスの影響もあり遠隔臨場での段階確認や立会が各現場で浸透してきたと思われる。 このような背景の中、令和4年3月10日に完成検査を遠隔臨場(計6箇所からWEBで参加)で実施した日高自動車道新冠町節婦改良外一連工事(受注者株式会社磯田組)の取り組みについて、書類のフル電子化の準備から検査当日の片付け後の反省点に至るまでのノウハウを伝 えるものである。また、本工事の施工期間中に関わる移動拘束時間の縮減やカーボンニュートラルの一助となる二酸化炭素排出量の削減量についても、その効果を講話する。
(2)「カーボンニュートラルへ!一歩進んだ環境家計簿への取り組み~工事単位から企業全体へ~」 日本のCO2排出量は、12.7億トンであり、その内建設産業から排出されるCO2は、1.1億トン(約9%)となっており、社会資本整備の実施段階である土木建設作業においてもCO2削減に向けての取組が求められている。 このような中で、北海道開発局が発注する工事において、CO2排 出を定量的に把握できる『見える化』を図り、土木建設現場からの「CO2排出量の削減」と「エネルギーの効率化によるコスト縮減」を併せて推進するために、受注者、発注者が協働して、「環境家計簿」に取り組んでいるところである。 そのような社会情勢を背景として、本講習は、工事単位の取り組みを企業単位に拡大し、「CO2削減量の見える化による削減活動の促進」及び「CO2削減に対する従業員の意識の向上」を取り組んだカーボンニュートラルに繋がる手法を解説するものである。
主催: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所
企画運営: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 工事安全連絡協議会
日時:令和4年3月15日(火) 12:30~13:10 所要時間 0時間40分
場所:オンラインセミナー苫小牧道路事務所発信
継続学習制度(CPDS) 申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
申請UNIT: 1unit
学習プログラム形態コード:101-1
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。
受講料: 無料
その他:
(1)本講習はオンラインセミナーです。臨場による受講はできません。
(2)16名までの定員であり、受講には事前予約が必要です。
(3)川田テクノシステムbp telecomによるオンラインセミナーです。
(4)予約者には、ログイン先を事前にお知らせします。当日は12:00からbp telecomの電子会議室をオープンにしますので、入 室し通信状況を確認してください。
(5)1 人 1 台のPCで受講してください。
(6)非常に過密なプログラムとなっています。質問時間は設けません。質問はチャットで随時発言してください。
(7)講習中は音声をミュートにしてください。
(8)全ての受講時間に対し、モニター越しに受講者を管理(受講確認)します。
(9)受講者は、川田テクノシステムbasepageのログインIDを一時的に 「CPDS加入者番号(半角8桁)+フルネーム」 例:00123456中山光広 のように変更してください。受講中に何度か受講者のスクリーンショットの保存を管理者が行いUNIT申請時にJCMへ提出しま す。
(10)CPDS技術者証を左胸に着用してください。
式次第
№ | 開始 時間 | 終了 時間 | 所要 時間 | 内容及び講師名 |
---|---|---|---|---|
1 | 12:30 | 12:35 | 0:05 | CPDS認定unit発給の注意事項及び開会挨拶 司会:苫小牧道路事務所工事安全連絡協議会 日高道部会長 佐藤 順也(さとう じゅんや) |
2 | 12:35 | 12:50 | 0:15 | 「完全遠隔臨場完成検査の手順」 ~準備から受験までのノウハウ~ (1) 検査書類のフル電子化 (2) 配信機器の準備 (3)遠隔臨場現場検査~ライブ中継~ (4)遠隔臨場書類検査~書類~ (5)移動拘束時間の縮減やカーボンニュートラルの一助となる二酸化炭素排出量の削減量 (6)まとめ 講師:株式会社磯田組 土木部工事課 主任 坂本 昌則 (さかもと まさのり) |
3 | 12:50 | 13:05 | 0:15 | 「カーボンニュートラルへ!一歩進んだ環境家計簿への取り組み~工事単位から企業全体へ~」 (1)弊社のCSR(企業の社会的責任) (2)企業が二酸化炭素を排出している項目要素を洗い出す。 (3)過去に遡って、電力量や燃料の使用量のデータを取りまとめる。 (4)継続的な企業活動とすべく、一年を大きなサイクルとしたPDCAサイクルとして取組む。 (5)まとめ 講師:株式会社成田工業 工事部 工事次長 妻沼 竜也(つまぬま たつや) |
4 | 13:05 | 13:10 | 0:05 | CPDS認定unit発給の注意事項及び開会挨拶 司会:苫小牧道路事務所工事安全連絡協議会 日高道部会長 佐藤 順也(さとう じゅんや) |
第二部 オンラインセミナー 日高自動車道のインフラDX、これからの行方!
学習プログラム番号:706525
目的:
昨年(2021年)6月に北海道開発局室蘭開発建設部苫小牧道路事務所は、インフラDX・i-con先導事務所に指定された。このことを受 け、同事務所の推進方針・目標、具体的行動指針などを定めるにあたり、前例の無い事項に前向きな知見を有した方に講話及びパネルディス カッションをしていただくものである。なお、本プログラムは「苫小牧道路事務所インフラDXマネジメント会議第二回」を兼ねる。
§03 「ICT出来形計測に係わるコスト縮減の提案」~盛土施工時~ ICT盛土施工において、張芝法面を複数回に分けて施工した場合、その都度ドローンによる計測を実施している状況が多く見られる。 この計測について、ICTの事前協議ではTS出来形も可能としている。しかしながらその場合、次年度以降の工事へ3次元点群データと して引き継がれないこととなる。本講習においては、一般的な認識について再考し、コスト縮減とデータ処理時間の短縮を目的としてド ローン出来形計測を一回のみで完結できないか考察したものである。
§04 「年維持が活用できるGISプラットホームを目指して、今なにをすべきか!」 3次元データを維持管理部門で活用可能とするGISプラットホームの公開はまだまだ先と思われる。そこに甘んじて取り組みを疎かに すると貴重な3次元データの散逸をまねく。本講習は、その3次元データを現在持つ知見から、前年度工事から次年度工事への3次元デー タ引継ぎを促進、各種資材の3Dモデルを作成・蓄積し公開、地下埋設物のモデル化等の今できることを提起し実践を促すものである。
§05 「我々が、スマホとクラウド型GISサービスを選ぶわけ!」~年維持作業員たちと作り上げたGoogleマイマップの凄さ!~ 本講師は、札幌開発建設部千歳道路事務所管内にて維持除雪工事を担当する技術者である。講師の属する企業においては、4年前からす べての道路附属物の座標化を「誰もが、日常ツールで、簡単に、工夫して、そして楽しく。」のコンセプトにより独自に進めてきた。それ らのデータは、クラウド型GISサービス(すなわちGoogleのコンテンツ)に集約され、末端の作業員たちと作り上げたGoogleマイマップに表 現されている。(この内容に関連する論文は、第65回(令和3年度)北海道開発技術研究発表会 ICT・クラウドサービスを用いた道路維持 管理~道路付属物のID統一から創める年維持技術者の働き方改革の志向~札幌開発建設部 千歳道路事務所 堀越 弘美 にある。) 本講習は、将来的なGISプラットホームへの道路附属物データの格納に際して効率的な連係と現在の附属物点検(定期巡回)等の日常作業 の効率化を考え、いち早く座標化を促進することを促すものである。
§07 「維持管理部門へ引き継ぐためのBIM/CIMデータの課題」 本講習は、BIM/CIMのデータの取り扱いに精通した講師が、日高自動車道 新冠町 大節婦川橋東橋脚工事での事例を紹介するとともに、作 成段階における課題を掘り起こし、作成されたBIM/CIMデータを最終的に活用する維持管理段階への活用をコストも勘案した点群データとの 融合や目印モデルでの付加情報の付与など現時点で実施可能な手法を公開するものである。
§08 「MMSの利活用の今とこれからの展望」 MMS(Mobile Mapping System:モービルマッピングシステム)は、3次元レーザ計測機とデジタルカメラによって、道路および周辺の 3次元座標データと連続映像を取得する車両搭載型計測装置である。 道路部門において従前、老朽化した現道アスファルト舗装を切削オー バーレイする舗装補修工事における事前の路面調査は「横断プロフィールメータによる計測」により行われていたが、近年はMMSを活用 する場面が多い。本講習は、MMSに精通した講師が現在の利活用の現状を示すとともに今後の維持管理部門での利活用への展望を講話す るものである。
§09 「日高自動車道厚賀静内道路事業における インフラDX・i-Construction 推進方針策定に向けての目論見」 本講話は、前述の§03から§08までの講話による提案・提起を参考に、今後の同事務所の推進方針目標、具体的行動指針などを定めるにあ たり、現時点で統一すべき事項、検討継続事項及びスケジュールを「目論見」として公開する。
§11 パネルディスカッション「インフラDXへの思い!+αカーボンニュートラル」 このパネルディスカッションは、講話いただいたすべての講師が参加するものであり、質疑応答や講話の補足説明も含めたものである。
主催: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所
企画運営: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 工事安全連絡協議会
日時:令和4年3月15日(火) 13:150~15:00 所要時間 1時間45分
場所:オンラインセミナー苫小牧道路事務所発信
継続学習制度(CPDS) 申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
申請UNIT: 2unit
学習プログラム形態コード:101-1
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。
受講料: 無料
その他:
(1)本講習はオンラインセミナーです。臨場による受講はできません。
(2)16名までの定員であり、受講には事前予約が必要です。
(3)川田テクノシステムbp telecomによるオンラインセミナーです。
(4)予約者には、ログイン先を事前にお知らせします。当日は12:00からbp telecomの電子会議室をオープンにしますので、入 室し通信状況を確認してください。
(5)1 人 1 台のPCで受講してください。
(6)非常に過密なプログラムとなっています。質問時間は設けません。質問はチャットで随時発言してください。
(7)講習中は音声をミュートにしてください。
(8)全ての受講時間に対し、モニター越しに受講者を管理(受講確認)します。
(9)受講者は、川田テクノシステムbasepageのログインIDを一時的に 「CPDS加入者番号(半角8桁)+フルネーム」 例:00123456中山光広 のように変更してください。受講中に何度か受講者のスクリーンショットの保存を管理者が行いUNIT申請時にJCMへ提出しま す。
(10)CPDS技術者証を左胸に着用してください。
式次第
№ | 開始 時間 | 終了 時間 | 所要 時間 | 内容及び講師名 |
---|---|---|---|---|
1 | 13:15 | 13:20 | 0:05 | CPDS認定unit発給の注意事項及び開会宣言 司会:苫小牧道路事務所工事安全連絡協議会 日高道部会長 佐藤 順也(さとう じゅんや) |
2 | 13:20 | 13:25 | 0:05 | 開催によせて 「インフラDX先導事務所としての所信」 北海道開発局 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 所長 福原 英之(ふくはら ひでゆき) |
3 | 13:25 | 13:35 | 0:10 | 「ICT出来形計測に係わるコスト縮減の提案」~盛土施工時~ (1)道路土工法面計測の流れ (2)測定方法の違いによるコスト比較 (3)コスト削減の提案 講師:株式会社高橋建設 工事部 工事課長 本田 幸生 (ほんだ こうせい) |
4 | 13:35 | 13:45 | 0:10 | 「年維持が活用できるGISプラットホームを目指して、今なにをすべきか!」 (1)前年度工事から次年度工事への3次元データ引継ぎを促進 (2)各種資材の3Dモデルを作成~蓄積し公開 (3)地下埋設物のモデル化 講師:株式会社出口組 インフラDX推進室長 佐々木 宏幸(ささき ひろゆき) |
5 | 13:45 | 13:55 | 0:10 | 「我々が スマホとクラウド型GISサービス を選ぶわけ!」 ~年維持作業員たちと作り上げたGoogleマイマップの凄さ!~ (1)コンセプトは、「誰もが、日常ツールで、簡単に、工夫して、そして楽しく。」 (2)定期巡回を核にすべてをGoogleのコンテンツに集約した結果は? (3)徹底した「座標化」は、将来のGISプラットホームに繋がる。 講師:株式会社玉川組 工事部 維持課 係長 舟見 群章 (ふなみ ともあき) |
6 | 13:55 | 14:00 | 0:05 | 休憩換気 |
7 | 14:00 | 14:10 | 0:10 | 「維持管理部門へ引き継ぐためのBIM/CIMデータの課題」 (1)大節婦川橋東橋脚工事での事例を中心に、どのようにBIM/CIMデータを作成すると効果的か! (2)BIM/CIMデータの課題~点群データとのコラボ~ 講師:宮坂建設工業株式会社 ICTソリューション 課長 熊谷大輔(くまがい だいすけ) |
8 | 14:10 | 14:20 | 0:10 | 「MMSの利活用の今とこれからの展望」 (1)MMSとは? (2)MMS利活用の今 (3)今後、MMSに期待できること! 講師:大陸建設株式会社 常務取締役 櫻庭 晃(さくらば あきら) |
9 | 14:20 | 14:30 | 0:10 | 「日高自動車道厚賀静内道路事業における インフラDX・i-Construction 推進方針策定に向けての目論見」 (1)実施方針と具体的行動 (2)今後の検討課題 (3)スケジュール 講師:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 道路施工保全官 中山 光広(なかやま みつひろ) |
10 | 14:30 | 14:35 | 0:05 | 休憩換気 |
11 | 14:35 | 14:55 | 0:20 | パネルディスカッション 「インフラDXへの思い!+αカーボンニュートラル」 コーディネイター: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 道路施工保全官 中山 光広(なかやま みつひろ) パネラー: 株式会社磯田組 土木部工事課 主任 坂本 昌則 (さかもと まさのり) 株式会社成田工業 工事部 工事次長 妻沼 竜也(つまぬま たつや) 株式会社高橋建設 工事部 工事課長 本田 幸生 (ほんだ こうせい) 株式会社出口組 インフラDX推進室長 佐々木 宏幸(ささき ひろゆき) 株式会社玉川組 工事部 維持課 係長 舟見 群章 (ふなみ ともあき) 宮坂建設工業株式会社 ICTソリューション 課長 熊谷大輔(くまがい だいすけ) 大陸建設株式会社 常務取締役 櫻庭 晃(さくらば あきら) |
12 | 14:55 | 15:00 | 0:05 | 質疑応答及び閉会 司会:苫小牧道路事務所工事安全連絡協議会 日高道部会長 佐藤 順也(さとう じゅんや) |
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