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日高自動車道における植生基材吹付の留意点

ID:20220831-743759-03

講習会プログラム

目次

日高自動車道における植生基材吹付の留意点

講師:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 第2工務課 藤田 悠斗(ふじた ゆうと)

以下の資料は、受講者の技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意により提供いただいたものです。


▼PowerPoint PAGE-01

苫小牧道路事務所第2工務課の藤田です。
日高自動車道における植生基材吹付の留意点と題しまして講話させていただきます。
よろしくお願いします。◆

▼PowerPoint PAGE-02


これは、ダンプ出入り口などが記載されているマイマップです。
このマイマップの植生調査_2021dというレイヤを選択すると、
昨年度に行われた法面の植生調査結果で得られた写真をマイマップ上で見ることができます。
それぞれの地点の植生がどのような状態かが一目で確認することができます。
今年の植生調査結果はまだ出ていませんが、マイマップを用いてデータを整理しています。
(3秒間を置く)◆

▼PowerPoint PAGE-03

★植生基材吹付の施工不適期となる10月上旬から3月中旬の冬期施工かつ、★
特に植生基材が乾燥により飛散しやすい南向きの法面について、わらむしろによる養生を行うこととしました。
南向きの定義は、図の通り、東南東から西南西までの間とします。(3秒間を置く)◆

▼PowerPoint PAGE-04


また、これまでは、現地で土壌硬度を調査し、時期に関係なく27mm未満であれば土砂系を選定することとしていました。
しかしこれからは、★
日平均気温が5℃を下回る12月上旬から3月下旬の間は、土砂系による施工では凍結の恐れがあるため、有機質系へ変更することとします。
これは過年度の施工実績から有効であると判断しました。
(3秒間を置く)◆

▼PowerPoint PAGE-05

こちらは昨年度の植生調査の結果を踏まえて一部を改変した道路設計要領に記載の植生工選定フローです。改変した点は、
★施工時期による区分の追加、★注釈6,7の追加、★吹付厚さで範囲をもっていたものの中間値への統一となります。
注釈6は「4月中旬~9月中旬に施工する南向き法面は、適度な散水を行い乾燥防止に努める。ただし基盤材が流出しないよう注意すること」
注釈7は「9月下旬~4月上旬に施工する南向き法面は、全面わらむしろを併用すること」
と記載しています。(3秒間を置く)◆

▼PowerPoint PAGE-06

こちらは12月上旬~3月下旬に施工する場合の選定フローです。
先程との違いは、
★土壌硬度27mm未満の場合も全て有機質系になっていることと、★注釈6に「南向き法面は、全面わらむしろを併用する」と記載している点です。
簡単ではありましたが、以上が日高道における植生基材吹付の留意点となります。(3秒間を置く)◆END

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