ID:20230130-781101-05
第66回(令和4年度)北海道開発技術研究発表会用
目次
道路維持管理の建設DXへ活かす改築事業の知見-女性視点から考えた映えるクラウド型GISサービスの志向-
講師:室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 第2工務課 ○佐野 涼花
以下の資料は、受講者の技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意により提供いただいたものです。
20230127公開
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北海道開発技術研究発表会の予行演習として、
建設DXによる恩恵をひとりでも多くの人と共有したいとの思いから
わたくし、佐野 涼花が発表いたします。◆(0秒まつ)
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★あなたの仕事に関連性が深くすでに活用を行っていますか?の問いで
日高道の関係者のみなさんにアンケートを実施しました。
昨年(2020年)4月現在の、苫道のDXに触れる前のBeforeの意識です。
★遠隔臨場やICT施工に関しては、青色が濃く意識の高さがうかがえます。
さらに、BIM/CIMとGISのデータを表示します。★
BIM/CIMに関しては、青色が薄く意識が低いですが、
3次元モデルを必要に迫られ、自ら作図している訳では有りませんので頷ける結果です。
本発表のテーマでありますGISに関しても低い意識でしたが、
★DXの入り口として、なんとかして抵抗なく使ってもらえるように努力した一年間を振り返ります。◆(1秒まつ)
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▼PowerPoint PAGE-05
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苫小牧市内のスイーツ巡りをしました。
みなさんご存じのGoogleMapに
このような、自分の撮影したジオタグ(緯度経度情報)付き写真やメモなどを
描写でき、しかも選んだ相手と共有出来るサービスが
マイマップです。◆(2秒まつ)
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★ InstagramをはじめとするSNSの投稿に「いいね!」をしてもらうための写真一枚に、事前に映える場所やカフェを探して、わざわざ遠くまで出かけます。そして、納得がいくまで写真を撮影します。
私がマイマップを知ったのは、苫道に赴任してきた昨年(2022年)4月です。
今、このように使いこなせるようになったのは、
★常用性のあるスマホであること。
★日常としてプライベートでも使えること。
★思い出や記録として残せること。
★無料アプリであること。
そして、★遊びの工夫を仕事でも応用できること。
このように感じています。
★そこで思ったのが◆(2秒まつ)
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スマホを持っている現場のみなさんも使えるはずです!
★その結果の事例を
ビジュアルでご紹介いたします。◆(0秒まつ)
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女性用トイレを示したマイマップを委託の運転手さんにも使っていただこうと思い、
★私がリンク先と簡単な使い方のレクをしている状況です。
運転手さんの感想は、監督員によってまちまちの地点説明が
「C4出入口へお願い」のように統一され
戸惑うことが無くなり、安全運転に集中できるようになったと好評です。
★これは、(苫小牧道路事務所の連絡車の現場出発時にマイマップに登録された目的地を、)
運転手さんが、スマホからブルートゥースで連絡車のカーナビに転送しているところです。
★このように、運転手さんが自ら工夫して使ってくれるようになり、
うれしかったです。◆(3秒まつ)
▼PowerPoint PAGE-09
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マイマップには自分自身の位置が表示されます。
★「今ここにいて、今日施工する桝の位置はここだよ」と話している感じです。◆(3秒)
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取卸し場所へ先導して案内するのが通常と思います。
そのようなタイムロスを軽減すべく、★取卸し場所を示したマイマップのQRコードからお知らせすることで
現場の技術者に直接引き渡すようになりました。
★もう、先導する案内は不要です。◆(3秒)
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事前にマイマップへのリンクをお知らせしている場面です。
現場間の移動時に現在地が把握でき、★
より深く、日高自動車道を知っていただけたと直感しました。◆(3秒)
▼PowerPoint PAGE-12
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高レベルな編集スキルを持つみなさんと交流ができ★
本論文のエントリーを決心しました。◆(3秒)
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一回目:2022/05/12 パネルディスカッション「座標マニア集合!Googleマイマップについて熱く語る。」
二回目:2022/11/02 パネルディスカッション「年維持の建設DXへの本気度とやらを見せてもらおうか!」
▼PowerPoint PAGE-13
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マイマップはグーグルアースにボタンひとつで出力できる機能があります。
青色(ターコイズ)の軽種馬牧場の分布など
周辺環境も視覚として把握できることがメリットです。
★みなさんも画像に”映え“を感じていただけると思います。◆(3.5秒まつ)
▼PowerPoint PAGE-14
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探検して七つの宝箱を集めるアトラクションをやってみました。
通常の現場見学会より、児童が主体的に現場を歩き回り
★“楽しむ現場”を演出しました。
また、準備の手間や費用が非常に安価であることも魅力です。◆(3秒)
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常にふところのスマホで持ち歩るく維持台帳図を実現しました。
★もう、水切で雪山の下の桝を探し回ることは有りません。
なお、マイマップ化の手間ですが、47kmを10万円弱で作成したとのことで、
経済的にも手軽です。◆(3秒)
▼PowerPoint PAGE-16
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エゾシカのロードキル分布を描写しました。
ロードキルが発生する区間と未発生の区間が一目瞭然です。
これは、地元一般紙にもQRコード付きで紹介されています。
なお、公開したマイマップにデータ追記してゆきますので、
公開URLに変更が生じず、
常に更新した最新情報が提供できます。
これは、
★一般の方も建設DXの恩恵を無意識に享受することになります。◆(3秒)
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これは、VR空間内で、マイマップを使った土砂運搬についてのミーティングを
高原のリゾート地で行っている様子です。
わたしのアバターが発言してます。下半身がありませんが似ているでしょうか?(笑)
この空間は、★
私の現実逃避の気分転換のスペースとなっています。
明日は、地中海のビーチにしようか、
摩天楼を眺めながらにしようか、
シチュエーションは豊富です。
★しかし、リアルはこんな感じです。◆(3.5秒)
【2/14_技研発表用】
これは、メータバース空間でマイマップを使ったミーティングの様子です。
高原のリゾート地で行ってますが、
★リアルはこんな感じです。◆(3.5秒)
▼PowerPoint PAGE-18
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をご紹介いたします。◆(0秒まつ)
▼PowerPoint PAGE-19
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あらゆる維持管理用のデータ
すなわち、定期巡回や附属物点検など、すべてですが、
それらを蓄積し一元管理、可視化し速やかに引き出せることが必要です。
★そこで、クラウド型GISサービスであるArcGIS Onlineの活用を開始しました。◆(1秒)
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業務成果や、用地取得情報、工事出来形、協議情報などを登録・更新していく必要があります。
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このように
★“映える”3次元描写も可能です。◆
▼PowerPoint PAGE-21
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▼PowerPoint PAGE-22
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これは冒頭にご紹介いたしました、令和4年4月のBeforeの意識です。
ここに9ヶ月後の★
令和4年12月、Afterの意識を重ね合わせてみます。
★全般的に意識の高まりが確認出来ます。
その理由を次頁にまとめました。◆(1秒まつ)
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長期的目標、つまり平成7年度の仮称新冠ICの開通までに、年維持に渡せる3次元データをそろえること。
ですが、単年度目標としてマイマップの普及などを明らかにしたことです。
★その2
ホローアップを繰り返し実施しました。
★CPDS講習会は、安全協議会が企画運営し、本州からの高レベルな知識の講師のほか、受注者からも積極的に登用しました。また、目標の進捗状況も半期ごとに公開しました。
★また、苫道所長が現場事務所を戸別訪問しホローアップをおこないました。
★その3
積極的な広報活動として、業界紙への記事掲載や
映えて伝わる写真と動画による記録をこころがけました。◆(2秒まつ)
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★誰もが手軽に操作するスマホで馴染みのあるGISアプリを活用し、道路情報の“閲覧手順の簡素化・見える化・データの携帯化”が可能であり、今後現場作業でのGIS技術のさらなる常用化が可能です。
★改築事業において蓄積したGISデータは、そのまま道路維持管理に活用できるとともに、
★比較的に複数年の恒常雇用を行う通年維持除雪工事においては、GISアプリを使い続けることで練度が増すことから更なる働き方改革につながります。
★今後は、建設DXのGISプラットホームとなるArcGIS Onlineでの構築を進め、多様なニーズにも素早く対応できるようなデータマネジメント手法の確立にも先導事務所として深化させてまいります。
◆(2秒まつ)
▼PowerPoint PAGE-25
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