ID:20250220-959822
目的:
(1)「一般国道36号大曲道路維持工事におけるエゾシカのロードキル分析」~GISから見る傾向と対策~
近年増加傾向にあるエゾシカのロードキル(野生生物と車の交通事故)の状況を一般国道36号大曲道路維持工事を担う受注者の立場から管理区間のロードキルの発生状況をGISを利用し分析した。その結果をもとに、適切な警戒標識の配置計画や侵入防止対策を講和するものである。
(2)「スマートフォンを活用した3D点群データの作成方法と共有方法」
災害現場にいち早く駆けつけるのは、その担当する維持除雪工事請負者である。その被災状況の初期の情報は、ポンチ絵や写真などの二次元情報によるものであろう。この講和においては、維持除雪工事の担当技術者が普段から携帯しているスマートフォンを利用して災害初期段階で3D点群データを取得し共有を図る方法を講和するものである。
(3)「私の歩みから辿るDXの変遷」
”DX(デジタル・トランスフォーメーション)”は、2004年にスウェーデンのエリック・ストルターマン教授が考えた言葉であるが、日本の一般の方々がその言葉を認識したのは、2018年12月、経済産業省が「産業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進」を発表した時である。本講和の講師は、2012年の頃よりi-conに取組み始めているが、それは「IT(情報技術)の浸透が、工事現場をあらゆる面で良い方向に変化させる」という理念をもっていたものであり、単に先進的な取組みに終わっていなかったことに特徴が有る。講師は、日本初の出来形ヒートマップのAR化を実現(北海道開発局局長表彰を受賞)した経歴を持つ。本講和においては講師のDXの取組を時系列に説明するなかでDX発展の歴史と今後の企業組織のあり方など講和するものである。
(4)「LRTKを用いた対象物位置座標と位置情報付写真のクラウドマッピング化」
普段から携帯しているスマートフォンがGNSS測量機として利用できることで、従来よりコンパクトで携帯しやすいことから気軽に”普段使い”として、急崖斜面における仮設ルートの選定やスズメバチの巣を位置情報を外国人労働者に伝える手段としての活用のほか、GISタグを利用した仮設材の盗難防止の工夫など、他の現場でも簡単安価に創意工夫として参考に出来る事例を講和するものである。
日時、場所など
主催:北海道開発局 札幌開発建設部 千歳道路事務所
企画運営: 札幌開発建設部 千歳道路事務所 工事安全連絡協議会
日時: 令和7年2月20日(木) 13:30~15:20 所要時間 1時間50分

場所: 札幌開発建設部 千歳道路事務所 1階会議室
住所: 〒066-0073 千歳市北斗6丁目13番3号
座標: 42.836794, 141.625640
継続学習制度(CPDS) 申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
申請UNIT: 2unit
学習プログラム形態コード:101-1
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。
受講料: 無料
その他: なし
式次第
§ | 開始 時間 | 終了 時間 | 所要 時間 | 内容及び講師名 |
---|---|---|---|---|
1 | 13:30 | 13:35 | 0:05 | CPDS認定unit発給の注意事項及 司会:千歳道路事務所工事安全連絡協議会 事務局長 平川 雅彦((株)玉川組 建設部理事) |
2 | 13:35 | 13:50 | 0:15 | 「一般国道36号大曲道路維持工事におけるエゾシカのロードキル分析」~GISから見る傾向と対策~ (1)GISから見るエゾシカのロードキルの分析と傾向 (2)警戒標識の適切な配置 (3)有効な対策例 講師:株式会社玉川組 建設部 維持課 主任 多田 和樹(ただ かずき) |
3 | 13:50 | 14:05 | 0:30 | 「スマートフォンを活用した3D点群データの作成方法と共有方法」 (1)3D点群データの作成方法 (2)3D点群データの共有方法 講師:株式会社玉川組 建設部 工事長 舟見 群章(ふなみ ともあき) |
4 | 14:05 | 14:10 | 0:05 | 休息 |
5 | 14:10 | 15:00 | 0:50 | 「私の歩みから辿るDXの変遷」~Creative Code Breaker~ (1)黎明期(2012年~2017年) (2)発展期(2018年~2023年) (3)成熟期に向けて(2024年~現在) 講師:一二三北路株式会社 土木工事部 課長(兼 e-デザインセンターマネージャー) 佐藤 弘康(さとう ひろやす) |
6 | 15:00 | 15;15 | 0:15 | 「LRTKを用いた対象物位置座標と位置情報付写真のクラウドマッピング化」 (1)急崖斜面における仮設ルートの選定 (2)スズメバチの巣を位置情報を外国人労働者に伝える手段としての活用 (3)ICタグを利用した仮設材の盗難防止 講師:一二三北路株式会社 土木工事部 工事長 筑野 達也(ちくの たつや) |
7 | 15:15 | 15:20 | 0:05 | 質疑応答及び閉会 司会:千歳道路事務所工事安全連絡協議会 事務局長 平川 雅彦((株)玉川組 建設部理事) |
注意事項
- 注意1:CPDS受講確認のため、本人確認を行います。CPDS技術者証またはCPDS技術者データ(QRコード)を受付にて提示して下さい。
- 注意2:学習履歴代行申請を行うにあたり、確認照合のためCPDS技術者証のコピー(写真撮影)を行わせていただく場合があります。また、CPDS技術者証の期限切れが見受けられますのでご注意下さい。
- 注意3:管理技術者資格者証をお持ちの方は受講中、着用して下さい。
- 注意4:途中入場及び途中退場された方には、代行申請を行いません。
- 注意5:unitの給付を必要としない方は、受付にて所属と氏名のみ記入いただきます。
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