MENU

講習会のお知らせ「維持除雪担当技術者向け、今から使うGISとAI(実習付き)」

ID:20260424-1070052

目次

プログラム PROGRAM

目的

1 新得町を舞台にGISを日常ツール化~台帳が無いなら山岳登山用ガーミンで作ってしまえ!~(改)

 市町村全体の職員数は、平成8年度から平成27年度の間で約20%減少しているが、土木部門の職員数の減少はそれを上回り約27%減少している。また、技術系職員がいない市町村の割合は約3割に上り、維持管理・更新業務を担当する職員数(事務職を含む)が5人以下である市町村が多く、その傾向は人口規模が小さくなるほど顕著であり、多くの市町村が抱える悩みとなっている。
 講師は、人口5,325人(住民基本台帳2025年6月30日)の新得町にて全町道の維持管理に日々奔走しつつ、将来を見越して後継者を育てることにも注力している。従前の後継者教育は長い年月を費やした口伝によるものであったが、それは時間もかかるうえ育成途上に健康上の理由による離職などのリスクも大きい。そこで、効率よく育成する方法として、WEB上で的確に情報を引き継ぐことが出来るGISアプリ(Googleマイマップ)の日常的な活用による手法をはじめている。またこの方法は、発注者である町役場の維持管理担当の事務職員に作業報告するにも非常に迅速効率的である。本講話においては、日常誰もが手にするスマートホンや講師が使い慣れたガーミン(米国製アウトドア用のハンディGPS)などの道具の使いこなし術を紹介し、発注者や後継者との関わりをGISアプリ等に集約し省力化する工夫を学ぶものである。また、本講話のGISアプリの活用は消防署における冬期間に雪に埋もれた消火栓の位置の確認や異常気象時の警戒活動経路のログを取得するなどに応用することも期待されている。
 なお、本講話は2024年8月23日に開催されたCPDS講習「GISへの扉」にて発表されたものを市町村向けにリバイスしたものである。

2 今から使うGISアプリ(Googleマイマップ)の初歩

 第40回寒地技術シンポジウム寒地技術賞(産業部門)及び北海道開発局i-con奨励賞(2024年度)を受賞した初の道路維持除雪工事での知見を、働き方改革と道路維持除雪工事のDX化を強力に促進させる手法の一部を紹介するものである。 インフラDXの活用促進に当たって、GISアプリケーションの活用は多くの人が身近に取り組めるインフラDXの入り口とも言えるものである。
 本講習はGISアプリケーションであるGoogleマイマップについて、他人のマイマップを閲覧するから一歩進んで、自分のマイマップを持つことや共有したマイマップの編集にステップアップしようとする人たちを対象に手順を丁寧に講話する。

3 GIS(Googleマイマップ)活用実習(前半及び後半の部)

 本講習は、前述した「今から使うGISアプリ(Googleマイマップ)の初歩」の講話にて説明した手順に基づき、受講者各自がスマートフォンにより維持除雪工事に特化した演習問題に取組むものである。OSの種別によりIOSとAndroidの二つの班に分かれ実施する。

4 GIS(Googleマイマップ)管理者権限と共有

 Googleマイマップを職場の仲間と共有し編修し合うことにより業務の効率化を目指すものであるが、その時に確実に直面する問題点を解説する。Googleマイマップの管理者権限と共有機能は、Googleドライブの仕組みをベースにしている。特に複数人で地点情報を編修する場合、管理者権限の別として、①オーナー (全ての操作編集・共有設定・地図の削除)、②編集者(マーカーの追加・削除、ラインの描画、説明文の編集 地図そのものの削除や、共有設定の変更はできない。)、③閲覧者の3種別を理解しなければ、データやレイヤーの消失などのトラブルが高い確率で起こり得る。本講習では、これらのトラブルを未然に防ぐための心得を説く。
 また、山間部の維持管理路線を移動した場合、インターネット不感地帯(電波不感地帯)にて基本地図(背景図)のタイルレイヤーの表示について疑問を持たれることが多い。そのことからタイルレイヤーの仕組みを簡潔に説明する。

5 今から使う生成AI

 現在、土木・建設業界でAIが注目されている背景には、業界が長年抱える構造的な課題と、AI技術そのものの進化が大きく関係している。具体的には、以下の4つの要因が挙げられる。①深刻な人手不足と就業者の高齢化 建設業の就業者は1997年のピーク時から約3割減少し、さらに全体の約36%が55歳以上を占める一方で、29歳以下は約12%にとどまっている。②働き方改革と生産性向上の急務 2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、週休2日の確保など働き方改革への対応が急務となっている。
 これらの背景をもとに、本講習は、これまでAIは専門知識や高価なシステムが必要な「難しい技術」というイメージを持たれていたことを打破し、「実務を助ける身近な道具」へ進化したこと(ChatGPTなどの生成AIが登場したことで、特別なシステムを導入しなくても、日々の文章作成や情報整理などに現場の誰もが活用できる状況にある。)を鑑み、AIの導入ハードルが劇的に下がり、「明日の現場を楽にする道具」として身近になったこと理解し、日常のデスクワークでの実例をもとに生成AIの活用初歩から説くものである。

6 「現場の真実(グラウンド・トゥルース)」を目指して 異なった機材で取得した点群データを統合し維持除雪工事での活用を準備しよう。~MMS・LRTK・UAVのコラボ~

 本講習は、基準点補正済みMMSデータを基軸とし、LRTKおよびUAVによる補完データを統合した「高精度3次元道路モデル」の構築のあらましについて紹介する。施工管理技術者として、MMSの死角(橋梁下部・法面等)を多種デバイスで効率的に埋める「データ統合技術」を紹介し、フリーソフトまたはSiTECH 3Dを用いたデジタルツイン上での「道路台帳の高度化」を目指していることを伝える。

7 OPEN SERVICEのAI技術応用ツールを維持工事で活用

 維持工事における、公物の変状の把握から、数量、緊急度の判別まで、簡単に使える既存のAIツール活用する手法を学ぶ。現況を忠実に表現する方法として、MMSで取得した高精度の点群を取得することが普及しつつあるが、物損事故や異常気象による損傷、経年劣化等の現況をスポットで取得する方法も同時に求められる。
今回の講習では、これらスポットで点群を取得し、形状や数量の把握が簡単にできる、「動画から点群を取得する」手法と、維持の現場での活用する方法を習得する。


日時、場所など

主催:どんぐりかいぎじっこういいんかい
日時: 令和8年4月24日(金) 09:10~16:55 所要時間 6時間45分(昼休みを除く)

場所: アルファ北2条ビル3階 「3階突き当たり、給湯室横のTOWORK会議室」
住所: 〒060-0032 北海道札幌市 中央区北2条東1-3-3

座標: 43.0650194,141.3551225

継続学習制度(CPDS) 申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
申請UNIT: 7unit
学習プログラム形態コード:101-1
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。
受講料: 無料
参加方法:
(1)事前の参加予約が必要です。会議室は定員40名です。
(2)以下のメールアドレスに必要事項を記載のうえご参加ください。参加の可否は返信メールでお知らせします。
 メールアドレス:nakayama-m22ab@dongurikaigi.com
 必要事項:①氏名、②所属役職、③unitの給付希望が有る場合はCPDS加入者番号、④スマートフォンOSの種別 IOS or Android

(3)参加予約締切り日 令和8年4月17日(金)

次第

§  開始 
時間
終了 
時間
所要
時間
内容及び講師名
109:1009:150:05CPDS認定unit発給の注意事項
司会:どんぐりかいぎじっこういいんかい 代表 中山 光広(なかやま みつひろ)
209:1509:350:20「新得町を舞台にGISを日常ツール化」~台帳が無いなら山岳登山用ガーミンで作ってしまえ!~(改)
(1)国道の維持管理はKPによる一次元
(2)新得町道の管理
(3)林道の管理
(4)プライベートで使う道具・アプリだからこそ仕事に活かせ新しいアイデアが発想できる。
講師:北栄道路(株) 専務取締役 今村 義輝(いまむら よしてる)
309:3510:401:05今から使うGISアプリ(Googleマイマップ)の初歩
(1)マイマップとは?
(2)道路維持工事での初歩的活用
(3)その他の維持管理データとの連係
講師:株式会社玉川組 建設部 維持課 工事長 舟見 群章(ふなみ ともあき)
講師の紹介
DECマンスリーvol.473
自己紹介ページへ
410:4010:500:10休息・机配置換え(IOS と Android OS で分かれて班を作ります。)
510:5011:501:00GIS(Googleマイマップ)活用実習(1)
(1)マイマップアプリの使い方
(2)キロポストのデータ(KML形式)をWEBからダウンロードし、レイヤーにアップロードしよう。
(3)管渠清掃箇所をマイマップで見える化してみよう。
講師:株式会社玉川組 建設部 維持課 工事長 舟見 群章(ふなみ ともあき)
611:5012:501:00昼休み(昼食)
712:5012:550:05午後の部受講者の確認
司会:どんぐりかいぎじっこういいんかい 代表 中山 光広(なかやま みつひろ)
812:5513:150:20GIS(Googleマイマップ)活用実習(2)
(4)マイマップを仲間と共有してみよう!
講師:株式会社玉川組 建設部 維持課 工事長 舟見 群章(ふなみ ともあき)
913:1513:300:15GIS(Googleマイマップ)管理者権限と共有
(1)マイマップという名の”他人のマイマップ”の怪
(2)編集権限は信じ合える仲間のみに与える!
(3)不感地帯でのタイルレイヤーに係わる注意!
講師:どんぐりかいぎじっこういいんかい 代表 中山 光広(なかやま みつひろ)
1013:3015:151:45今から使う生成AI
(1)生成AIとは何? その注意点!
(2)土木技術者の日常業務に活用できる生成AIのヒント
(3)工事における主な生成AI活用事例
(4)土木技術者の日常業務に応用できる生成AIを使ってみよう。(講師と受講者が対話形式ですすめます。)
講師:株式会社玉川組 建設部 維持課 工事長 舟見 群章(ふなみ ともあき)
1115:1515:250:10休息・机配置換え
1215:2515:500:25「現場の真実(グラウンド・トゥルース)」を目指して 異なった機材で取得した点群データを統合し維持除雪工事での活用を準備しよう。~MMS・LRTK・UAVのコラボ~
(1)MMS、LRTKおよびUAVの機材ごとの役割分担(住み分け)
(2)補完データの統合ワークフロー(フリーソフトまたはSiTECH 3Dを使用)
 Step 1: 共通基準点(GCP)の配置
 Step 2: 点群のクリーニングと位置合わせ
 Step 3: データの間引き(ダウンサンプリング)
(3)道路維持除雪工事での活用構想
講師:どんぐりかいぎじっこういいんかい 代表 中山 光広(なかやま みつひろ)
1315:5016:400:50「OPEN SERVICEのAI技術応用ツールを維持工事で活用」
(1)建設業界をとりまくBIMCIM・AI技術の現状
(2)OPEN SERVICEのAI技術応用ツールの概要
(3)動画の撮影~映像処理実務
(4)取得した点群の活用
講師 川田テクノシステム(株) 営業本部地域インフラDX推進部 ASP担当課長 成田 文武(なりた ふみたけ)
1416:4016:550:15質疑応答及び閉会
司会:どんぐりかいぎじっこういいんかい 代表 中山 光広(なかやま みつひろ)

注意事項

  • 注意1:CPDS受講確認のため、本人確認を行います。CPDS技術者証またはCPDS技術者データ(QRコード)を受付にて提示して下さい。
  • 注意2:学習履歴代行申請を行うにあたり、確認照合のためCPDS技術者証のコピー(写真撮影)を行わせていただく場合があります。また、CPDS技術者証の期限切れが見受けられますのでご注意下さい。
  • 注意3:管理技術者資格者証をお持ちの方は受講中着用して下さい。
  • 注意4:途中入場及び途中退場された方には、代行申請を行いません。
  • 注意5:unitの給付を必要としない方は、受付にて所属と氏名のみ記入いただきます。
  • 注意6:業界紙などの取材がありますのでご了承ください。
  • 注意7:実習を円滑に進めるため、事前に「Google マップ」アプリをスマートフォンまたはタブレットにインストールした状態で持参しご参加ください。

【4/22追加】
(1)実習講習ではマイマップの作成とAIツールの体験を行います。希望される方は、ノートPCをご持参させてください。
(2)体験には「Googleアカウント」が必須です。マイマップなど閲覧のみの方はGoogleマップのアプリがスマホに入っていればよいです。
(3)実習ではウェブサイトへの接続を行います。通信速度の低下や遅延が発生する可能性があります。各自でインターネット接続手段をご用意いただけますと幸いです。
(4)長時間となりますので、スマホの充電ケーブルは持参したほうがいいと思います。

懇親会のご案内

 講習会終了後に、講師の皆様とささやかながら懇親の場を設けております。
 ご参加には、事前のご予約が必要です。主催者へ4月10日(金)までにご連絡ください。

 ■場所 居酒屋 かわらや すすきの札幌店
  〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西5丁目8 F-45ビル B1F
  011-596-7933
 ■予約日時 4月24日(金) 18:30~
 ■滞在可能時間 2時間
 ■コース名 【60cm超ロングユッケ寿司コース】《2H飲み放題×7品》1番人気◎
 ■コース料金 お一人様 ¥4,500(税込)
 ■個室料等 なし
 ■お席 完全個室

 なお、領収書発行者は主催者名となります。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

  • URLをコピーしました!
目次