第1回工事円滑化会議の時点でゴールまでの流れを確認します。工事の途中から活用を始めると手戻りが多く、多くの関係者に迷惑をかけるでしょう。スタートが肝心です。
■第1回工事円滑化会議の時点で受注から検査までの流れを共通認識する。
この会議では、発注者、受注者及び支援業務の三者が机上に会し、受注から検査までの業務軽減の詳細を確認します。
《解説》
CALS/EC初回打合せと施工計画書作成等についての説明をしたいと思います。 この説明を行ったことにより、この会議自体の開催を創意工夫に組み込むことができます。 写真を撮っておいてください。記載例は下記より202/施工(業務の効率化)事前協議を適切に実施し電子決裁を完全実施。検定書類の簡素化・エコ化を実施。
これから説明することは、運用マニュアルになりますので 必ずこれを熟読してから施工計画書の作成、ASPやCADを含めたCALS/ECの作業をおこなっていってください。 さもないと、手戻りが多く無駄な労力が発生します。
以下、ここにある「第1回工事円滑化会議 項目」により説明します。項目はサイドパネルにも同じくあります。 検定書類作成での業務軽減として、受注から検定までの流れを説明します。 工事を受注後すぐに円滑化会議を実施します。 円滑化会議では施工計画の作成方法、エコ化マニュアルの説明~書類の作成方法、IME土木用語の説明~設定を行います。
”1-4_エコ化マニュアル“とは、ファイルの表紙、背表紙の作成方法から必要事項を説明しています。 インデックスやテプラの使用が減るだけで以外かも知れませんがかなりの業務軽減になります。 ちなみに持参したパイプファイルはエコ化マニュアル前のもので、このようにシールを張りインデックスだらけでした。これがホントに手間なんです・・
次に”4-5_土木用語日本語IME”についてですが、パソコンで入力していると土木用語はほとんど変換されません。 ちなみに『鈑桁(ばんげた)』と打ち込んでみます。普通はこのように表示されず、一文字づつ変換したり、辞書ツールや手書きを使って入力すると思います。 土木用語日本語IMEをパソコンに取り込み活用することで、小さい事のようですが普段の入力作業が軽減され、ちりも積もれば山で超勤の軽減につながります。 次に施工計画書の机上説明を開催します。施工計画書への記載内容についてもチェックリストを配布し必要項目を明示しています。 社内検査にもチェックリストを活用し、発注者支援業務のサポートをうけて作成することで手順も明確になり作業がはかどります。
工事の施工に入りますが、施工中も発注者支援業務の徹底的なサポートを受け、プロセスチェックでの書類の確認を行う事で二重納品にならないように進めます。
工事も完成に近づき検定の準備に入ります。検定前に発注者支援業務の協力のもと、検定会場での機器の接続テスト及び検定のリハーサルを実施し検定にのぞみます。
様々な不安を解消し検定を受けます。(準備が万全でもキチンとした書類を作らなければ大汗をかくことになりますが・・・)
修正履歴
20231022 修正
20181114 追加記入