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受注から検査までの時系列と手法

 第1回工事円滑化会議の時点でゴールまでの流れを確認します。工事の途中から活用を始めると手戻りが多く、多くの関係者に迷惑をかけるでしょう。スタートが肝心です。

■第1回工事円滑化会議の時点で受注から検査までの流れを共通認識する。

 この会議では、発注者、受注者及び支援業務の三者が机上に会し、受注から検査までの業務軽減の詳細を確認します。

 工事の時系列関連する手法
受注▼工事受注

▼SXF-P21形式の図面貸与

▼直ちにASPサイトを開設
▼STEP-0_導入前夜、心の切替え
0-1_URADOの業務軽減の基本三原則
0-2_印影には時を示すログが無い!
0-3_印影も様式も必要ない!
0-4_ワークフロー=電子決裁を実施!
0-5_エクセル週間工程表の完全廃止!
着手

ASP
導入
▼第1回工事円滑化会議 
 STEP1から4まで確認

▼施工計画書作成

▼監督員が受理した時点で準備工は着手可

▼工事着手
▼STEP-1_ASPの導入
1-1_第1回工事円滑化会議の開催
1-2_「常体」を使用すること。
1-3_施工計画書作成の留意点とルール
1-4_エコ化マニュアル
1-5_CALS/EC初回打ち合わせ
1-6_検査書類一覧と取まとめ
1-7_書類一覧表で電子or紙を明瞭化
1-8_URADO Standard FORM
1-9_ASPとコンプライアンス
1-10_段階確認資料の二重作成禁止
1-11_ポータルサイトとは?
1-12_basepage用語集
施工

ASP
活用
▼徹底的な発注者支援業務によるサポート

▼適切使用をプロセスチェックにて確認

▼活用チェック=社内検査 

▼工事検査官へ連絡
「主任監督員より検査官へ”ASPに
よる検査実施”を事前連絡する。
▼STEP-2_施工中のASP活用
2-1_各ユーザの基本情報設定
2-2_毎朝ログインし、するべきこと!
2-3_緊急時の備え、ブログの活用ルール
2-5_スケジュール機能の活用ルール
2-6_欠番
2-7_起案のQ&Aと命名ルールの重要性
2-8_具体的なWFの起案例一覧(案)
2-9_ASP通知のルール
2-10_WFにおける取扱い文書のルール
2-11_変更履歴の重要性
2-12_FCの活用のルール
2-13_編集ロック機能
2-14_掲示板の使い方
2-16_掲示板による出欠確認の方法
2-17_雑作業のブログUP
2-18_ブログの編集方法~投稿日を変更
2-19_オートコンプリート設定等の解説
2-20_FC 07_REGULAR(必須)に格納するもの
2-21_フル電子納品のための”othrs”フォルダーの統一体系
2-22_FCへの格納データを9号添付し省力化する方法
加えて、以下を参考にフル電子化を目指しましょう。
フル電子化のための統一運用・完成検査で見せる
PDF作りのノウハウ
講師:株式会社協栄土建 工事部 土木課長 三好 裕司
完成

ASP
工事
検査
▼完成届

▼検査準備 

▼WEB回線の準備

▼機器類の配置準備&接続テスト

▼リハーサル=社内検査による模擬 
 慣れた企業は自社で実施

▼検査(中間・完成検査) 
▼STEP-3_ASPによる検定
以下のCPDS講習にすべて網羅されています。
20220831開催「考査項目を意識したASPワークフロー(前編)」
~安心して受験するための準備と心構え~
講師:株式会社成田工業 工事課長 妻沼 竜也

さらに、遠隔臨場の検査に挑むかたへの参考
「考査項目を意識したASPワークフロー(後編)」
~失敗してもマイナスは無い完全遠隔臨場完成検査~
講師:株式会社磯田組 土木部工事課 主任 坂本 昌則

未経験者でもできる遠隔臨場検査手順
~スマホ、タブレット活用のノウハウ~
講師:株式会社磯田組 土木部工事課 主任 坂本 昌則
ASP
活用
効果
▼ノウハウの蓄積=WEBでの公開

次年度へ
▼STEP-4_その他の業務軽減項目
4-1_色鉛筆の使い分けルール
4-2_マニフェストの取扱いルール
4-3_ファイル名の命名の基本
4-4_使えるショートカット
4-5_土木用語日本語IME
4-6_履行報告書に添付する写真のファイル名の命名方法

▼STEP-5_ASP活用効果と課題
5-1_維持担当技術員の育成、担い手確保
5-2_工夫した社会貢献へ
5-3_災害時での協力!
5-4_工夫した環境対策へ
5-5_セキュリティー意識の向上
5-6_「施工計画書至上主義」
5-7_検定書類のエコ化と検定書類重量
5-8_工事検査の効率化
6-1_ASP活用の課題

《解説》

 CALS/EC初回打合せと施工計画書作成等についての説明をしたいと思います。 この説明を行ったことにより、この会議自体の開催を創意工夫に組み込むことができます。 写真を撮っておいてください。記載例は下記より202/施工(業務の効率化)事前協議を適切に実施し電子決裁を完全実施。検定書類の簡素化・エコ化を実施。
 これから説明することは、運用マニュアルになりますので 必ずこれを熟読してから施工計画書の作成、ASPやCADを含めたCALS/ECの作業をおこなっていってください。 さもないと、手戻りが多く無駄な労力が発生します。
 以下、ここにある「第1回工事円滑化会議 項目」により説明します。項目はサイドパネルにも同じくあります。 検定書類作成での業務軽減として、受注から検定までの流れを説明します。 工事を受注後すぐに円滑化会議を実施します。 円滑化会議では施工計画の作成方法、エコ化マニュアルの説明~書類の作成方法、IME土木用語の説明~設定を行います。

 ”1-4_エコ化マニュアル“とは、ファイルの表紙、背表紙の作成方法から必要事項を説明しています。 インデックスやテプラの使用が減るだけで以外かも知れませんがかなりの業務軽減になります。 ちなみに持参したパイプファイルはエコ化マニュアル前のもので、このようにシールを張りインデックスだらけでした。これがホントに手間なんです・・

 次に”4-5_土木用語日本語IME”についてですが、パソコンで入力していると土木用語はほとんど変換されません。 ちなみに『鈑桁(ばんげた)』と打ち込んでみます。普通はこのように表示されず、一文字づつ変換したり、辞書ツールや手書きを使って入力すると思います。 土木用語日本語IMEをパソコンに取り込み活用することで、小さい事のようですが普段の入力作業が軽減され、ちりも積もれば山で超勤の軽減につながります。 次に施工計画書の机上説明を開催します。施工計画書への記載内容についてもチェックリストを配布し必要項目を明示しています。 社内検査にもチェックリストを活用し、発注者支援業務のサポートをうけて作成することで手順も明確になり作業がはかどります。
 工事の施工に入りますが、施工中も発注者支援業務の徹底的なサポートを受け、プロセスチェックでの書類の確認を行う事で二重納品にならないように進めます。
 工事も完成に近づき検定の準備に入ります。検定前に発注者支援業務の協力のもと、検定会場での機器の接続テスト及び検定のリハーサルを実施し検定にのぞみます。
 様々な不安を解消し検定を受けます。(準備が万全でもキチンとした書類を作らなければ大汗をかくことになりますが・・・)

修正履歴

20231022 修正
20181114 追加記入